米株式市場で先週、個人投資家が大挙して買ったことでゲームストップの株が暴騰。米の金融業界をかなり騒がせた。しかし今週になってみるとゲームストップ株はピーク時から80%も安い水準にまで暴落し、先週からの動きはまるで日本の仕手株のような乱高下だった。
日本ではそれほど報道されなかったが、先週の米株式市場ではゲームストップ(銘柄コード:GME)という株が大きな話題になった。ゲームストップはゲームの販売をしている会社で、簡単な企業情報はこちらで紹介している。
そのゲームストップ株に関し、あるアナリストがファンドのポジショントークとも思われる「将来下がるだろう」という趣旨の発言を行った。この発言に反発した個人投資家が、ネット掲示板を仲介して団結し、大挙して同社の株を猛烈に買った。
無数の個人投資家の買いによって1月25日の週にゲームストップ株は暴騰。アメリカの株式市場は日本と違ってストップ高がないため、買いが入れば1日でいくらでも上がる。22日金曜の終値は65ドルだったが、28日木曜には前週終値の約8倍となる500ドル近くまで暴騰した。
そしてゲームストップ株の暴騰によって他の問題も発生した。米スマホ証券会社のロビンフッドが、28日に突然ゲームストップ株の購入に制限。この時制限したのは買いだけで売りは制限しなかったこともあり、各方面から批判を受けた。
28日は一旦500ドル近くまで高騰した株は、購入制限のために同じ日に75%以上も暴落して112ドルになるなどすさまじい乱高下の日となった。だが批判を受けてロビンフッドはすぐに制限を部分的に解除したので、翌29日にゲームストップ株は一時400ドルまで再上昇した。
しかしそれがゲームストップ株の限界だった。その後個人投資家の買いの勢いがなくなり価格は急激に下落。今週に入り2月2日と3日の終値はどちらも90ドルとピーク時の約5分の1となった。
ゲームストップ株の動きは、まるで日本の仕手株のようだった。もちろんゲームストップ株と仕手株では株価を吊り上げた主体が全く違う。仕手株とは「仕手筋」と呼ばれる集団が株価を吊り上げる。
仕手筋は吊り上げる前に多くの数を買って集めておき、準備ができたら一気に買って株価を上げる。そして個人投資家が集まったところで売り抜けて利益を出す。仕手筋の買いが終わると、その株価は支えを失って一気に崩れる。
それに対してゲームストップ株の場合、吊り上げたのは多くの個人投資家の買いであった。だが個人投資家達は高値を維持しようという気はなく、29日頃から買いの勢いがなくなり28日のピークから80%も下落した。買いの主体は違うが、動きだけ見るとまるで仕手株のようだった。
この書類に含まれる素材はiFOREXではなく、独立した第3機関により作成されたもので、いかなる場合においても、直接的・間接的、明示的・暗示的にかかわらず、投資に対する助言や、金融商品に関する投資戦略の推奨、提案として解釈すべきものではありません。この書類に含まれる過去の実績や、それに基づくシミュレーションは将来の成果を保障するものではありません。
すべての免責事項はこちらをクリックしてご確認ください。
iFOREXは数百銘柄の通貨、仮想通貨、商品、指数、ETF、株式をCFD形式で取引することができます。
方法は簡単、3ステップでCFD取引を注文できます。
iFOREXに今日参加すれば、次の素晴らしい特典パッケージがあなたのものに
25年以上信頼されるサービスプロバイダー
iFOREXグループは業界で最も大きく尊敬される企業の一つです。1996年に成功した銀行家のグループにより設立され、世界中の人の毎日の市場へのアクセスが目標です。
3つの主な約束
私たちは、提供するグローバルな取引商品の多様性と、使用する革新的な技術、常に向上し続けるカスタマーサービスで、業界のリーダーであり続けます。