米のNASDAQ株式市場が、来年後半をめどに24時間の株式市場を目指す方針を明らかにした。すでにNY証券取引所は22時間取引に向けた申請を行っており、米国株式市場は近い将来に24時間またはそれに近い市場になる可能性が高まってきた。
アメリカで最も大きな証券取引所はNY証券取引所(NYSE)とNASDAQ市場の2ヶ所であり、米国株のほとんどがこのどちらかに上場されている。
もともとこの2市場は日本の株式市場より取引時間が長かった。基本の立会時間は米国東部時間の午前9時半から午後4時までの6時間半で、日本と違って昼休みはない。さらにどちらの市場も午後8時まで4時間のアフターマーケット市場があり、午前9時半より前にも数時間程度のプレマーケット市場がある。つまり現時点でもすでに1日12時間以上は取引が行われていた。
そのような状況だが先週末になって、NASDAQ市場が24時間の株式市場を目指す方針を明らかにした。今後は証券当局などへの申請を行い、2026年後半の開始を目指すという。ただしあくまで平日に24時間取引を目指すのみで、週末の取引は想定していない。
24時間取引を目指す理由は、ここ数年で米国株投資への需要が世界的に高まっていることから、その需要を取り込むためとされた。確かに日本を含めた他国は時間帯が違うので、米国株に投資をしたくても市場が開いている時間が夜になっている国も多い。日本の場合は特に、アメリカが夏時間中はメインの立会時間が日本時間の午後11時半から翌朝午前6時にあたり、その時間帯には寝ている人々が多い。
またNYSEはすでに昨年10月に、取引時間を午前1時半から午後11時半までの22時間に拡大する方針を発表した。こちらの計画については、すでに先月に最初の申請が承認を得ており順調に進んでいると見られる。
この取引時間を日本時間で見ると、アメリカが夏時間の間は午後2時半から翌日の午後12時半まで、冬時間の間は午後3時半から翌日の午後1時半までとなる。つまり22時間取引が始まれば、日本では午後の2時間以外の22時間がNYSEの取引時間となる。
米国株が24時間またはそれに近い長時間取引できるようになれば、日本から米国株を取引きしたい人々にとってやりやすくなるであろう。ただしネックがいくつか考えられる。例えば24時間の取引になっても、メインの6時間半以外は出来高が少なく流動性が低いままになることもありえる。
しかし今回NASDAQが24時間取引を目指すことにしたのは、ここ数年で時間外取引の出来高が急増しているため。したがって24時間になればメインの6時間半外でもある程度の流動性は期待できる。
もう1つのネックは、日本の証券会社がどこまで対応してくれるかにある。現在米国株に投資ができる日本の証券会社は複数があるが、中にはプレマーケットやアフターマーケット時間には売買できずメインの6時間半だけの証券会社もある。24時間取引が実現しても、日本の証券会社が対応してくれないと日本の投資家は売買できない。
ともかくすでにNASDAQもNYSEも24時間またはそれに近い取引を目指して動いているので、実現すれば米国株投資もかなり変わることになるであろう。
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