25日に米レンタカーのハーツがテスラのEV10万台を購入すると発表したため、25日はテスラ株が12%以上も暴騰。これによってテスラの時価総額は創業以来初めて1兆ドルを超えた。世界のEVシフトの流れに乗って2020年頃から株が急上昇してきたテスラだが、まだまだ勢いは衰えていないように見える。
週明け25日に、米レンタカー大手のハーツがEVメーカーテスラ(銘柄コード:TSLA)の車を10万台購入すると発表した。テスラは先週に決算を発表し発表後に2日連続で株価が上昇したが、週明けのハーツの発表はさらなる買い材料となった。
先週金曜を909.68ドルで終えていた同社の株は、25日は上窓を開けて950ドルからスタート。その後も上昇が続き終値は12.6%高の1,024.86ドルだった。25日終値時点における時価総額は1兆260億ドル(約117兆円)となり、同社の創業以来初めて1兆ドルを突破した。
世界で時価総額が1兆ドルを超えている企業は、Amazon、Appleなどごく数えるほどしかない。テスラはそのような頂点企業の仲間入りを果たしたことになる。
日本の自動車業界で時価総額1位、かつ日本の全企業でも1位のトヨタ自動車(銘柄コード:7203)の時価総額が10月26日現在で約32兆円なので、テスラはその3.5倍以上となる。
しかし両社の業績を比べてもトヨタ自動車の方が遥かに上なので、テスラの株価はやはり行き過ぎている感がある。例えば年間売上高を見ると、トヨタ自動車は2021年3月期が32兆円だったのに対しテスラは2020年12月期で315億ドル(約3兆6000億円)とトヨタの方が10倍近く大きい。
2020年の世界における販売台数では、トヨタは950万台で世界1位だったのに対しテスラはわずか50万台と19倍もの差がある。また株価の割高・割安感を計る指標にPER(株価収益率)があり、PERは「株価÷EPS(1株当たりの利益)」で計算される。
一般的にはPERが10倍以上だと割高、それ以下だと割安と見られる。10月26日現在におけるトヨタのPERは12倍であるが、25日終値時点のテスラのPERはなんと1,385倍であった。PERで見てもテスラの株価はあまりに高すぎる。
とはいえテスラは最近の時流に乗っているのは間違いない。2020年には各国が次々とガソリン車からEVへのシフトを明確にした。また同じ年にテスラがアメリカのS&P500指数に採用されたことも追い風になった。
そして2020年末から世界的な半導体不足でトヨタなど自動車メーカーは減産を強いられたが、テスラはそれまで使っていたものとは別の半導体を使うなどして乗り切った。
このように2020年からテスラに有利な材料が多く出た結果、現在の高値にまでなったのだろう。しかし現在のような極端な高値がずっと維持できるかどうかは未知数と言える。
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