米企業の7~9月期決算発表が本格化しているが、日本時間の26日朝頃に発表されたマイクロソフトとアルファベット、そして27日朝に発表されたメタはどれも期待外れの決算で、発表後の株価は大幅安となった。2010年代に世界のIT業界とNY株式市場を支配したGAFAMの成長神話は崩壊に向かっているのかもしれない。
アメリカでは大手企業の7~9月期決算が本格化している。そして今週になってGAFAMと呼ばれる超大手IT企業5社も決算を発表し始めた。
日本時間の26日早朝にはGoogleの親会社であるアルファベット(銘柄コード:GOOGL)が発表し、売上高は前年同期比6%増の690億ドル(約10兆1000億円)で、市場予想の705億ドル(約10兆3500億円)を下回った。
純利益は前年同期比27%減の139億ドル(約2兆円)、EPS(1株あたりの利益)は1.06ドルで、こちらも市場予想の1.25ドルを下回った。今回低調な決算となったのは、基幹事業のネット広告部門が伸び悩んだことが大きい。
予想を下回る決算を受けて26日のNY株式市場で同社の株は大幅安となり、9.1%安の94.93ドルで終了した。
また同じ日にはマイクロソフト(銘柄コード:MSFT)も7~9月期決算を発表。売上高は前年同期比11%増の501億ドル(約7兆3500億円)で、市場予想の496億ドル(約7兆3500億円)を上回った。
しかし純利益は前年同期比14%減の176億ドル(約2兆5900億円)、EPSは2.35ドルで市場予想の2.29ドルを上回った。売上高、EPSともに市場予想を上回ったが減益。そして来期の売上高見通しが市場予想を下回った。
来期の見通しが悪かったことでマイクロソフト株も26日のNY株式市場で大幅下落し、7.7%安の231.32ドルで終了した。
そして日本時間の27日早朝にはFacebookの運営会社であるメタ(銘柄コード:META)が7~9月期決算を発表。売上高は前年同期比4%減の277億ドル(約4兆700億円)で、市場予想の274億ドル(約4兆300億円)は上回った。
だが純利益は前年同期比52%減の44億ドル(約6,460億円)とほぼ半減の激減。EPSは1.64ドルで、市場予想の1.89ドルを下回った。そして来期の売上高見通しも、市場予想の平均値を下回った。
低調な決算を受けて時間外市場でメタ株は前日比20%以上も暴落。前日を129.82ドルで終えた同社の株だが、時間外市場では100ドルに接近するところまで下落している。
メタ株は2021年9月に384ドルの上場来最高値をつけたが、その後は低迷が続いている。2020年3月のコロナ暴落時の安値は137.10ドルだったので、すでにその水準も下回っている。その前は2018年12月に123ドルまで下がったことがあったが、27日時間外の暴落でその安値すら更新した。
メタ株がこのまま100ドルを割ったら、2016年2月以来の安値になる。今週にはこれまでGAFAMと言われる超大手IT企業5社のうち3社が7~9月期決算を発表し、3社全ての株価が発表後に暴落した。
残る2社のAmazonとAppleも日本時間の28日朝までに7~9月期決算を発表する予定になっている。2社の決算や株価は発表されてみるまでわからないが、これまで3社の業績とその後の株価の動きを見る限り、GAFAMの成長神話に陰りどころか崩壊の兆しが出ているのではないかとも考えられる。
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