米で大量のビットコインを保有していたにも関わらず、アクセスするためのパスワードを忘れて引き出せなくなってしまった男性がいる。仮想通貨は法定通貨のように実体ある通貨でなく持ち歩く必要がない反面、パスワードを忘れると永久に失われるリスクがある。
アメリカで日本円にして約400億円分ものビットコインを保有していたはずが、アクセスするためのパスワードを忘れて取り出せなくなった男性がいる。また単に取り出せないだけではなく、パスワードを規定回数間違えるとその後は二度とアクセスできないリスクにも直面している。
この男性はサンフランシスコに住むステファン・トーマスさんというプログラマー。トーマスさんは2011年に知人から当時1枚あたり約100円だったビットコインを、約7,000枚受け取った。
その後ビットコインはどんどん値上がりし、現在では1枚=約600万円になっているのはすでに知られている通り。つまりトーマスさんが持っている7,000枚は、日本円で約400億円もの資産になっている。
ところがトーマスさんは、この7,000枚にアクセスするためのパスワードを忘れてしまった。正確に言うとビットコインにアクセスするためのパスワードをUSBデバイスに保存しており、そのUSBデバイスを開くためのパスワードを忘れてしまった。
そしてこのUSBデバイスはパスワードの入力を10回間違えると、その後中のデータへのアクセスは永久にできなくなる仕組みになっている。トーマスさんはすでに8回間違えており、もうほぼ後がない状態になった。
トーマスさんのように個人資産として保存していた仮想通貨にアクセスできなくなるだけならまだ良いが、取引所が預かっている顧客の仮想通貨にアクセスできなくなる事件も以前にあった。
この事件はカナダの仮想通貨取引所QuadrigaCXで起こった。QuadrigaCXの元CEOだったジェラルド・コットン氏は同社が保管していた仮想通貨約160億円分にアクセスするパスワードを1人で管理していた。
ところがコットンCEOはインドを旅行中に病気で急死したと2019年初頭に判明。そのための顧客の160億円分の仮想通貨にアクセスできなくなり、QuadrigaCXは2019年2月1日にカナダの裁判所に事実上の倒産措置を申請した。
仮想通貨は既存の法定通貨と違い、全てがデジタル化され紙幣や硬貨を持ち歩く必要はない。しかしそれだけにパスワードを忘れたり失くすことによって一切アクセスできずに「失われる」リスクがある。
ビットコインは発行枚数の上限が2,100万枚と決まっており、現在約1,800万枚まで発行された。今回失われそうになっているトーマスさんの7,000枚は上限数の約0.03%強でしかないが、このような事件が続くといつかは2,100万枚のかなりの割合が「失われた」状態になることもありえるかもしれない。
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