13日は株式に加えて仮想通貨市場も暴落して大変な1日だった。仮想通貨市場暴落の主な原因は米FRBによる利上げ加速観測だが、米で仮想通貨レンディング事業を行うセルシウスという企業が資金の出金停止を発表したことも大きな要因だったと見られている。
13日月曜は株式市場や仮想通貨市場が暴落する大変な1日だった。月曜の暴落の主な原因は10日金曜に発表された米5月消費者物価指数が予想を上回ったことで、今後FRBが利上げをさらに加速されるとの見通しが広がったことにある。
しかし仮想通貨市場に限っては米利上げ加速見通しの他に、セルシウス(Celsius)という仮想通貨企業が突然出金を停止したことによるパニックもあったと見られる。
セルシウスはアメリカのニュージャージー州に本社を置く仮想通貨のレンディングを主に行う企業。レンディングとは仮想通貨を取引所などに貸して、その見返りとして年間数%程度の金利をもらえるもの。日本でも仮想通貨取引所は個人からの仮想通貨レンディングを受け付けているところがある。
セルシウスは個人などからレンディングを通して仮想通貨を集め、それを大手企業などにさらに高い利率で貸すことなどで収益としている。いわば銀行が個人からお金を集めて企業に融資をする事業を、そのまま仮想通貨版にしたようなものだ。
だが日本時間13日の午前中頃に、セルシウスに異変が起こった。「極端な市場環境」を理由として、突然全ての出金や口座間の資金移動を停止としてしまったのだ。
当然ながら、仮想通貨を含むお金を預けられる企業が突然出金を停止にしたら、顧客はパニックになる。セルシウスの出金停止の報道が広がるにつれて仮想通貨市場全体にパニックが広がり、それが仮想通貨売りにつながって13日の暴落になったと見られる。
仮想通貨市場は2022年に入ってから下げが続いており、問題はセルシウスだけに留まらない。5月上旬にはステーブルコインの「テラ」が突然米ドルとのレート連動を維持できなくなり、同名の仮想通貨・テラが大暴落してほぼ無価値になるというテラ事件があった。
世界的に金融引き締めに向かいリスク資産からの資金逃避が進んでいる現在、もともと仮想通貨は売られやすい地合にあった。そこにきてさらに5月のテラ事件や今週のセルシウスの出金停止が起こったことにより、仮想通貨への不安が高まり仮想通貨市場全体が大きく下落した。
また中国発の大手仮想通貨取引所・バイナンスも、13日になってビットコインの出金を一時的に停止した。これはあくまで「技術的な問題」とのことなのでそれほどパニック要因にはならなかったが、セルシウスの件の直後だけに不安になった投資家もいたかもしれない。
仮想通貨は登場してまだ日が浅い存在だけに、思わぬところで問題が発生する通貨もある。テラ事件はそのような問題の典型で、今後も仮想通貨業界では突然何らかの問題が発生してパニックが広がるという事態が起こることが考えられる。
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