今週は主要国の政策金利発表はなく、また重要な経済指標発表も少なかった。そのような中、米コンピューター部品大手のエヌビディアが決算を発表して売上高・純利益ともに過去最高を更新。これが株式市場の買い材料となり、日本では日経225平均がついに1989年につけた過去最高値を更新した。
今週は主要国の政策金利発表はなかったが、韓国とトルコが22日木曜に政策金利を発表。韓国は予想通り3.5%のまま据え置き。トルコは同じく予想通り45%のまま据え置きで、昨年5月以来9ヶ月ぶりの据え置き発表となった。
また今週発表された主な経済指標を見ると、20日火曜にはカナダの1月消費者物価指数が発表され、予想の前年同月比+3.3%に対し発表は+2.9%で、カナダはインフレが順調に低下していることを示した。
22日にはユーロ圏の第4四半期GDP改定値が発表され、予想通りでかつ速報値時点と同じ前年同期比3.3%増だった。また23日金曜にはドイツの第4四半期GDP改定値が発表され、予想通りの前年同期比0.2%減のマイナス成長だった。
政策金利や経済指標の発表は大きな材料にならなかったが、今週の22日早朝に米コンピューター部品大手のエヌビディアが11~1月期の決算を発表。売上高は前年同期比265%増の221億ドル、GAAPベースの純利益は前年同期比769%増123億ドルと素晴らしい数字で、どちらも過去最高を更新した。
そしてこれが株式市場にとって買い材料となり、年明け以来急上昇が続いてきた東京市場は今週も暴騰相場となった。先週を38,487円で終えた日経225平均は、19日月曜と20日は場中に上昇を見せつつも引けまでに下落しマイナスで終了。翌21日水曜もマイナス引けだった。
しかしエヌビディアの決算が発表された直後の22日にはこの買い材料を受けて暴騰し、ついに1989年につけた史上最高値の38,915円を34年ぶりに更新。またこの日は史上初めて39,000円をつけ、週足では611円高だった。
日本は23日が天皇誕生日のため休場していたため場中取引としては22日午後で終了したが、先物は24日土曜未明の今週終了時までにさらに400円ほど上昇した。
NY株式市場も同様にエヌビディアの決算が買い材料となった。19日はワシントン大統領の誕生日で休場していたNY市場だが、20~21日のダウ工業平均は小幅な動きのみで終了。だがエヌビディアの決算が発表された翌日の22日には456ドルも上昇して史上最高値を更新し、日経39,000円と同じ日に史上初めて39,000ドルを突破。23日も続伸して週足では504ドル高だった。
為替市場では米ドル/円は主に1ドル=150円台で推移。しかしやや円安が進行して週後半には一時150円70銭をつけた。
先物市場ではここ数ヶ月暴騰が続くココアがまた上昇した。先週は調整下げの週になり1トン=5,300ドル台で終了したものの、今週は週明けから上昇。週の途中にはアフリカのコートジボワールやガーナで生産量またはその見通しが低下との情報が流れ、それがまた買い材料となって週の終値は史上最高値の6,300ドル台だった。
来週は日米欧の消費者物価指数が発表される。27日火曜発表の日本の1月消費者物価指数は生鮮食料品を除いた数字で1.8%と2%未満が予想されており、この予想通りなら日本の物価高も落ち着いてきたことになる。
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