今週は米10月CPIが発表され予想より低い数字が出たことで、米利上げの終了見通しが拡大。これが株式市場にとって買い材料となり、日経225平均は今年の最高値に接近するなど堅調な1週間となった。
今週は重要な経済指標の発表が多かった。まず14日火曜にはアメリカの10月消費者物価指数が発表され、予想の前年同月比+3.3%に対し発表は+3.2%と予想を下回り、前月の+3.7%からインフレが大きく低下した。この指標発表で米FRBの利上げは7月発表を最後にこのまま終了させるだろうとの見通しが拡大した。
15日水曜朝には日本の第3四半期GDP速報値が発表され、予想の前期比年率0.6%減に対し発表は2.1%減と予想をかなり上回るマイナス幅だった。円安のため外国人のインバウンド消費は好調なのだが、それ以上に物価高による国内の消費低迷が響いた。
同日夜にはアメリカの10月卸売物価指数が発表され予想が前年同月比+1.9%、結果が+1.3%で消費者物価指数と同じく予想以上にインフレが低下した。同じ時刻には米10月小売売上高が発表され、予想より0.2ポイントマイナス幅が小さい前月比0.1%減だった。
そして17日金曜にはユーロ圏の10月消費者物価指数改定値が発表され、予想通りの前年同月比+4.2%で速報値時点と同じだった。
一方今週は主要国の政策金利発表はなかった。米利上げの終了見通しが拡大したことで、今週の株式市場は堅調な1週間となった。NY株式市場ではダウが13日月曜に54ドル上昇した後、米10月CPIが発表された14日には490ドルも高騰して35,000ドルに接近。その後15~17日の3日間は全て場中に35,000ドルをつけても終了時までに34,000ドル台まで戻る展開で、週足では664ドル高だった。
堅調な相場は東京株式市場も同様で、日経225平均は13・14日に小幅上昇した後、米10月CPIが発表された翌日の15日には824円と今年最大の暴騰を見せ今年の最高値にも接近した。その後16日には小幅下落したが17日の終値は15日を超える33,585円で、週足では1,017円高と4桁上昇だった。
為替市場では週明け直後は先週までの円安・米ドル高が続き、夜には1ドル=151円90銭をつけて昨年10月の高値に接近した。しかしそこで介入かとも疑わせる円高があり152円はつけずに終わり、14日の米10月CPIが発表されると150円台まで急落。その後も週後半にかけていくつか円高材料が出て、17日には150円を割って149円台で今週を終えた。
ユーロ/円は米ドル/円以上に円安の勢いが強く、今週を1ユーロ=161円台からスタートした後は米CPIの発表後も米ドル/円と逆に上昇。16日には164円をつけて今年の最高値を更新するとともに2008年以来のユーロ高となったが、17日にはやや調整して終了した。
来週は24日金曜に日本の10月消費者物価指数が発表されるが、海外のインフレは低下傾向にあるにも関わらず生鮮食料品を除いた数字で3.0%と前月より高い数字が予想されている。
またトルコ、南アフリカ、スウェーデンの政策金利が発表されるが、主要国の政策金利発表はない。全体的に見て大きな材料はなく、今週の株高が来週も続くことが期待できる。
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