FTXが破綻してハイリスクなイメージがついた海外仮想通貨取引所だが、同じく海外取引所のバイナンスが日本の仮想通貨取引所・SEBCの全株式を取得したと30日に発表。日本市場に参入する姿勢を明確にした。
今月11日の海外仮想通貨取引所・FTXの破綻は、世界の仮想通貨業界に衝撃を与えた。特にFTXには膨大な負債と多数の債権者がありながら、自己の資産がほとんど残っていなかった点が衝撃だった。そのため債権者は今後配当を受けるとしてもかなり少額になるのは必至だ。
日本人投資家でFTXに資産を預けて運用していた人々も、現在は引き出しが不可能になっている。またFTXには日本法人であるFTXジャパンがある。FTXジャパンの顧客資産は分別管理されており、資産自体は失われていない。だがFTX海外本社が破産を申請したためFTXジャパンの顧客資産を引き出すことができなくなり、FTXジャパンは現在出金のためのシステムを構築している。
FTXの破綻によって海外の仮想通貨取引所はハイリスクであるとの認識が広がった。しかしこのような時期にも関わらず、中国発の海外大手仮想通貨取引所のバイナンス(Binance)が日本市場に参入する動きを見せた。
バイナンスは30日になり、日本の仮想通貨取引所であるサクラエクスチェンジビットコイン(SEBC)の全株式を取得したことを発表。SEBCを通して日本市場に参入すると思われる。
SEBCは当初Xtheta(シータ)という名前で2017年5月に設立され、最初に仮想通貨ブームになった同年12月には仮想通貨取引所として登録した。その後は2021年1月にサクラエクスチェンジフィナンシャルに買収されたことで、現在のSEBCの社名に変更された。
海外の大手取引所が日本に参入するのはこれで3例目になる。前2例の1つであるFTXジャパンの場合、FTXが2022年2月に国内仮想通貨取引所のQUOINE(コイン)の親会社だったLiquid Group(リキッド・グループ)を買収。そして今年6月からFTXジャパンとして業務を開始したのだが、わずか5ヶ月後に海外本社が破綻してしまった。
もう1つの前例は本社がすでにアメリカで上場しているコインベース(Coinbase)。コインベースは2016年に日本法人を設立し、2021年に仮想通貨取引所として日本に登録。同年8月には業務を開始した。コインベースは上場もしているので、FTXよりは経営に透明性があると信頼できる。
バイナンスは上場しておらず本社がどこにあるかも明確にしていない。このような取引所はFTXに近いため、倒産リスクはあるし倒産した場合にFTXのように出金ができなくなるリスクもある。バイナンスはリスクがあっても取引したいと思わせるほど、日本の投資家にアピールできるだろうか?
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