先月29日にエルフトークンというWeb3ゲームと関連した仮想通貨がIEOで上場した。日本でIEOを行ったゲーム内仮想通貨は初めてと思われるが、海外ではすでに多くのゲーム関連仮想通貨が存在している。そのような仮想通貨のレートの現状はどうなっているだろうか。
3月29日に仮想通貨取引所のbitFlyer(ビットフライヤー)で、エルフトークン(ELF)という仮想通貨が上場した。
この仮想通貨は発行元が運営するWeb3ゲーム「THE LAND エルフの森」内で使われるものになる。プレイヤーはゲーム内で得たゲーム内通貨やアイテムを売ることで、エルフトークンが稼げる。エルフトークンが稼げればそれをbitFlyerで売って法定通貨も稼げることになる。
これは「Play to earn(プレイして稼ぐ)」と呼ばれるタイプのゲームで、海外ではすでに多くが開発・運営されている。それらはエルフトークンのような独自仮想通貨を稼げる仕組みになっているのだが、仮想通貨だけにレートが大きく変動する。そのためレートが下がると稼ぎが少なくなってしまうネックがある。
ではそのようなゲーム関連仮想通貨が発行後どのような値動きをしているか確認してみよう。
Play to earnゲームの草分けと言われているのがAxie Infinity(アクシー・インフィニティ)というゲーム。目的はAxieと言われるキャラを育ててバトルをして報酬を稼ぐ。ゲーム内で稼げる通貨がSLPで、共通の通貨として使われているのがAXSとなる。
AXSは2021年の仮想通貨ブーム時には23,000円(現在の為替レート換算、以下同じ)まで高騰したが、去年10月には650円とピーク時の30分の1未満になった。その後多少回復して今年4月7日現在では1,500円付近だが、2021年のピークには遠い。
SLPも同様で2021年には一旦50円まで上昇した後、価格は低迷。昨年10月には0.2円をつけた後反発し、4月7日現在で0.8円付近で推移している。
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「My Neighbor Alice」というマインクラフト系のビルダータイプのゲームで使われる仮想通貨がALICE。この通貨は2021年のピーク時には4,000円まで上昇したが、その後暴落して昨年10月時点で100円。今年4月7日時点で250円付近にある。
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「Mines of Dalarnia」というゲームで使われる仮想通貨がDAR。2021年のピーク時には600円まで上昇したものの、昨年10月には10円まで下がり今年4月7日現在では35円付近で推移している。
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日本語でプレイできるPlay to earnのゲームは「エルフの森」以外にもあり、その1つが「JobTribes(ジョブトライブス)」。ここで稼げる仮想通貨はDEAPcoin(DEP)で、取引所のBitTradeで売買ができる。
DEPは2021年に7.5円まで上昇したものの、その後は下がり続け去年10月には0.1円、今年4月7日時点では0.37円付近で取引されている。
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全体的に見て昨年10月以降多少は上昇したものの、2021年の高値より遥か低い水準までしか回復していない通貨が多い。ビットコインはすでに2021年の高値を更新したので、それと比べるとかなりパフォーマンスは悪いと言える。
ゲーム関連仮想通貨はゲームの報酬としてどんどん配布されるため、その分供給が増えて売り圧力がかかりやすいのではないか。そのような需給状況なら上がりにくくでも不思議ではない。
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