23日に米で申請されていた8社からのイーサリアムETFが、重要な承認を得られた。これでETFが取引開始になるわけではなく今後も手続きが必要だが大きな進展となる。しかしイーサリアムのレートは期待通りに上昇せず、承認後はむしろ値を下げている。
1月にアメリカで承認されたビットコインETFが昨年末から今年にかけての仮想通貨市場高騰の大きな要因となった。そして市場は次の上昇材料として、同様にアメリカで申請されていたイーサリアムETFの承認に期待していた。
1月頃は承認の可能性はかなり高いと見られていたが、春になるにつれてSEC(証券取引委員会)関係者の発言などからその期待はだんだん低下。しかし5月23日の承認期限目前となる今週21日になって、期待を高める材料が出た。
そしてアメリカの23日(日本時間24日未明)になり、8社が申請していたイーサリアムETF上場手続きが承認されたと発表された。この8社とはVanEck(ヴァンエック)、BlackRock(ブラックロック)、Fidelity(フィデリティ)、Grayscale(グレイスケール)、Franklin Templeton(フランクリン・テンプルトン)、ARK 21Shares(アーク21シェアーズ)、Invesco Galaxy(インベスコ・ギャラクシー)、そしてBitwise(ビットワイズ)と、どれも大手の金融企業ばかり。
とはいえこれがイーサリアムETFの審査の終わりではない。ビットコインETFが今年1月11日に「承認された」と発表された時はそれが手続きの最終段階だったので、直後から取引が開始された。しかし23日に承認されたのは「19b-4」という申請であり、手続きの最後ではない。今後は「S-1」など別の申請書類を提出して承認される必要がある。
したがって直後の24日から取引開始にはならず、いつから取引開始かもまだ決まっていない。ただ19b-4の申請を通過したことで今後上場まで到達できる見通しはかなり高まったのは間違いない。
しかし重要な申請が承認されたにもかかわらず、イーサリアムのレートは上昇しなかった。承認直前となった23日のイーサリアムは日中58~60万円で推移した後、午後8~9時頃には一時62万円近くまで上昇して史上最高値を更新した。
そして未明に承認が発表された時点では59万円付近だったが、発表後に多少乱高下したものの大きく上昇せずにその後も59~60万円付近で推移。24日午後には2万円ほど値を崩した。
5月21日未明にイーサリアムETFの承認見通しを大きく高める動きがありこの時は10万円近く急騰した。だが結局その時点で承認は織り込み済だったと見られ、約3日後に承認が正式に発表されてもほとんど反応がなかった。
ビットコインETFの承認直後、ビットコイン価格は下落したものの、その後多くの資金が流入しているとのデータから上昇に転じ承認前の高値を更新した。イーサリアムETFも正式に上場して資金が流入すれば、次の上げ材料になる可能性は残る。
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