カナダの大手仮想通貨取引所・QuadrigaCXでは、昨年12月にCEOが急死したために仮想通貨約160億円分がアクセス不能となる事件があった。しかし最近になって、失われたと思われていた仮想通貨160億円分の大半が見つかったという話が出てきている。
仮想通貨160億円分がアクセス不能になったのは、カナダの大手仮想通貨取引所・QuadrigaCXだった。この取引所の元CEOはジェラルド・コットンという人物で、持病にクローン病があった。
そしてコットン氏は昨年12月にインドを旅行していたのだが、旅行先でクローン病が悪化し急死する。そのためにQuadrigaCXは非常に困った事態に陥ってしまった。QuadrigaCXが約11万人の顧客から預かっていた仮想通貨は、事件当時のレートだと日本円で約160億円分あったものの、その仮想通貨を保管するウォレットにアクセスするための暗号キーを知っているのはコットン氏1人であった。コットン氏は結婚していたが、暗号キーは妻にも伝えていなかったのだ。
顧客から預かっていた膨大な額の仮想通貨が保管されているウォレットから引き出し不能となったため、QuadrigaCXは事業の継続そのものを断念。2月1日には本社のあるノバスコシア州最高裁に、債権者保護を申請した。これは事実上の倒産と言ってもいい手続きになる。
しかしQuadrigaCXの債権者保護申請から約1ヶ月経った今、事件は思わぬ展開を見せる。この事件の後、カナダの仮想通貨業界関係者が事件を調査するチームを作り、QuadrigaCXの取引履歴などを調べていた。
最近公表された調査結果によると、コットン氏の死によってアクセス不能になったウォレットには160億円分の仮想通貨が保管されていると思われていたが、そうではなかったというのだ。
QuadrigaCXが保有する仮想通貨の内、イーサリアム約65万枚が、以前に他の複数の仮想通貨取引所に送金されていたという。イーサリアム約65万枚とは、事件当時のレートだと約110億円に相当する。つまり失われたと思われていた資産の約70%を占める。
もしこの報告書が事実で、110億円分の仮想通貨が他の取引所にあるなら、それらはコットン氏だけが知っていた暗号キーなしでも引き出せる可能性が高い。そうなるとQuadrigaCXの債権者にとっては朗報で、QuadrigaCXに預けていた資産の大半が返ってくる可能性がある。
それにしてもこの事件の展開は奇妙というしかない。仮想通貨ウォレットの暗号キーを知るのがCEO1人で、CEOが急死してしまったためにアクセス不能となった。しかしその後大半が別の取引所に送金されていたことが判明した。こんな事件は世界でも初であり、今後もまだ二転三転しても全く驚くことはない。
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