米の仮想通貨金融企業・シルバーゲートで経営危機が高まっている。3日朝方にビットコインが20万円ほど急落したのもシルバーゲート懸念のためと言われ、昨年11月のFTXショックに続き「シルバーゲートショック」となる可能性が高まってきた。
アメリカの仮想通貨に特化した金融企業・シルバーゲート・キャピタル(銘柄コード:SI)の経営危機が高まっている。
日本ではシルバーゲートの名前を聞いたことがない人も多いかもしれない。この企業はメタ(旧Facebook)が発行するはずだった独自仮想通貨「ディエム(旧リブラ)」が挫折した後、2022年1月に1億8200万ドル(約247億円)でディエムの決済システムを購入した。
しかし2022年には仮想通貨バブルが弾けて仮想通貨市場が低迷したこともあり、シルバーゲートの経営も悪化してきた。メタからシステムを購入して発行しようとした独自通貨も、結局は発行できず購入費用は損金処理された。
そして今週1日になって、日本の有価証券報告書に該当するアメリカの「年次報告書」を、本来の期限までに提出できず遅れると発表された。さらに2日になると、大手仮想通貨取引所のコインベースや、バイナンスUSDを発行していたPaxosなど複数の企業が、シルバーゲートとの取引を停止すると発表した。
これらの動きによってシルバーゲートの経営に対する不安は一気に高まった。そして3日朝方にはビットコインが20万円ほど急落し、他の仮想通貨も3~5%程度下落。この動きはシルバーゲートへの懸念のためと見られている。
シルバーゲートの株価も2日のNY株式市場で大暴落した。1日の終値は13.53ドルだった同社の株は、2日になると開始時点から7ドル台と暴落。終値は58%も安い5.72ドルと大暴落で終了した。アメリカの株式市場は値幅制限がないので、落ちる時は1日でいくらでも落ちる。
シルバーゲート株の大暴落は今年になって2回目だ。1月5日のNY株式市場前に、シルバーゲートの顧客資産が昨年9月時点の3分の1未満である38億ドル(約5,150億円)まで激減していたことや、全社員の約40%にあたる200人のリストラが発表された。
1月4日の終値は21.95ドルだったが、これらの材料を受けて5日には暴落。終値は43%安の12.57ドルだった。だがその後は多少反発しており、2月16日には一時24ドルと1月の暴落前より高い価格をつけたこともある。
しかし短期間に2回も約50%安の大暴落をしたところを見ると、シルバーゲートの状況は相当厳しいと思われる。同社は2019年11月に上場され、2021年には仮想通貨市場が高騰したことを受け11月には株価が239ドルまで上昇した。
だがその後は仮想通貨バブルの崩壊とともに株価も下がり続け、今年3月2日には5.72ドルまで下がり上場以来最安値となってしまった。FTXほどではないかもしれないが、このままシルバーゲートが破綻したらまたも仮想通貨市場に激震が走る。
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