仮想通貨リップル(XRP)の発行元であるリップル社はRLUSDというステーブルコインの発行を計画しており、今週4日には金融当局の承認の可否が決まる予定だった。しかし承認が遅れたと発表され、5日未明から午前中にかけてXRPが大きく下落した。
仮想通貨のリップル(XRP)は米18州によるSEC(証券取引委員会)提訴やゲンスラー委員長の退任を受け、11月以降他の仮想通貨以上を遥かに上回るペースで暴騰してきた。そしてその運営元であるリップル社は、RLUSDという米ドル連動ステーブルコインの発行を計画している。なお仮想通貨とその運営元を区別するために、これ以降は仮想通貨はXRPと書き、運営元企業はリップル社と書く。
リップル社は以前からRLUSDの開発を進めてきており、今年にはNYDFS(ニューヨーク金融サービス局)に対し承認の申請をしていた。そして今週4日に審査が行われて問題がなければ承認されるはずで、11月のXRPの高騰はRLUSDへの期待も含まれていた。
しかし申請の結果が出るはずだった4日(日本時間5日未明)になって、リップル社のガーリングハウスCEOがRLUSDの発行は遅れると発表した。そして出るはずだった承認はまだ出ていないが、「NYの金融当局と密接に連携して進めている」と述べていた。
偶然にも同じ日本時間の5日未明に、SECの次期委員長としてポール・アトキンス氏が正式に指名されたと発表された。現委員長のゲンスラー氏は仮想通貨業界に対して厳しい取り締まりをかけてきたが、トランプ氏が次期大統領になることが決まり自分の立場が危なくなってきたため来年1月での退任をすでに表明している。
それに対して指名されたアトキンス氏は仮想通貨に好意的な人物として知られ、来年以降SECはかなり仮想通貨に肯定的な姿勢になることが期待される。この期待を受けて5日の仮想通貨市場は堅調な地合となり、ビットコインは史上初めて10万ドルを超えた。
しかしXRPはこの買い材料にも関わらず、RLUSDが売り材料となり上昇できなかった。3日夜の韓国戒厳令のニュースで一時急落した後4日夕方頃に400円を回復したXRPは、その後は下落。
そして5日未明にはアトキンス氏指名とRLUSDの発行遅延のニュースが流れたが、XRPにとってはRLUSD発行遅延の売り材料の方が大きかった。5日未明から午前中にかけて下げが続き午前10時過ぎには一時320円台をつけた。だがそこで下げ止まってその後反発し、5日夕方以降は350~360円付近で安定している。
4日の承認・発行はできなかったがリップル社側は12月中の発行を目指している。RLUSDが承認・発行されればXRPにとって新たな買い材料になるだろう。
この書類に含まれる素材はiFOREXではなく、独立した第3機関により作成されたもので、いかなる場合においても、直接的・間接的、明示的・暗示的にかかわらず、投資に対する助言や、金融商品に関する投資戦略の推奨、提案として解釈すべきものではありません。この書類に含まれる過去の実績や、それに基づくシミュレーションは将来の成果を保障するものではありません。
すべての免責事項はこちらをクリックしてご確認ください。
iFOREXは数百銘柄の通貨、仮想通貨、商品、指数、ETF、株式をCFD形式で取引することができます。
方法は簡単、3ステップでCFD取引を注文できます。
iFOREXに今日参加すれば、次の素晴らしい特典パッケージがあなたのものに
25年以上信頼されるサービスプロバイダー
iFOREXグループは業界で最も大きく尊敬される企業の一つです。1996年に成功した銀行家のグループにより設立され、世界中の人の毎日の市場へのアクセスが目標です。
3つの主な約束
私たちは、提供するグローバルな取引商品の多様性と、使用する革新的な技術、常に向上し続けるカスタマーサービスで、業界のリーダーであり続けます。