今年になって世界で爆発的に普及したAI「ChatGPT」を開発した企業のアルトマンCEOが、週末になって突然退任を発表し事実上の解任と噂されている。アルトマン氏はWorldcoinという仮想通貨の立ち上げ事業も行っていたため、退任発表でWorldcoinの価格が乱高下した。
今年は文章生成AI(人工知能)「ChatGPT」が世界中に普及し、AIが本格的に生活の一部になった年だった。ChatGPTは2022年11月に公開されたのだがあっと言う間に世界中で普及し、現在ではすでに数億人のユーザーがいると言われる。
ChatGPTを開発したのはアメリカのOpenAIという企業で、そのCEOはサム・アルトマン氏という人物。アルトマン氏はChatGPTの普及によって世界的な有名人にもなった。
しかしそのアルトマンCEOが、日本時間の18日土曜未明頃に突然退任を発表。以前からアルトマン氏と他の経営陣との間の確執が噂されていたため、この退任は事実上の解任と見られている。
アルトマン氏はChatGPTの開発業務の他に、Worldcoin(WLD)という仮想通貨の立ち上げ・運営プロジェクトにも関わっていた。なお同名のWorldcoin(WDC)という仮想通貨もあるが、この2つは別のもの。
Worldcoinについてはこちらの記事でも紹介しており、プロジェクトに参加するためには独自のIDを取得する必要があり、そのためには「眼」を使った認証の虹彩認証が必要なユニークな制度を採用していた。
そして18日未明には突然の事実上解任となったわけだが、この動きについてOpenAIの取締役会が「アルトマン氏は取締役会と率直なコミュニケーションを取っておらず、彼が今後OpenAIを率いる能力あると確信できない」との説明を出していた。
アルトマン氏が事実上解任となったことで、彼が中心的や役割を担っているWorldcoinの価格が大幅下落した。17日午後4時頃には2.13ドル(約320円)だったレートは、その24時間後の18日午後4時には1.85ドルまで(約278円)13%も下落した。
取締役会に信頼されず事実上の解任になったとはいえ、株主はまだアルトマン氏の手腕を信頼しているようだ。退任が発表された後、マイクロソフトなどのOpenAIの大株主がアルトマン氏の復職を要求している。19日夜時点でまだ復職は実現していないものの、大株主からの要求なら今後近いうちに実現があるかもしれない。
このような動きがWorldcoinの買い材料となり、18日夜から19日にかけてレートが急激に反発。19日夜には18日午後4時の底値より30%以上高い2.45ドル(約368円)まで上昇した。
今後復職が実現するかどうかはおいて置くにしても、アルトマン氏がOpenAIの株主を含めた外部からかなり支持されていることがわかった週末の一幕だった。
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