国内株式市場で今年1月に導入され運用されている新しい株式指数JPX日経400指数(以下、「JPX400」)の先物取引が、11月25日から開始される。
JPX400については上のリンクから行ける過去記事にも書いてあるが、改めて簡単に説明しておこう。日本の株式市場には昔から日経225平均やTOPIXなどの指数が存在していた。しかし近年、これらの指数の欠点が指摘され始めている。その欠点とは、例えば特定の少数の銘柄の値動きに大きく影響されてしまう点などだ。
そこでそれらの欠点をカバーした新しい株価指数として、JPX400が開発され今年1月から実際に運用されている。JPX400を掲載している経済紙や投資サイトなどはまだ多くないが、だんだんと増えてきているのも事実だ。8月には初の銘柄入れ替えも行われ、これまでのところ特に問題もなく順調に運用は進んでいる。
そのJPX400だが、来月の11月25日からは先物取引が大証によって開始される。取引時間は日経225先物とほぼ同じ時間で、日中立ち合いが9時~15時15分、そして夜間市場が16時半から翌午前3時まで行われる。
取引単位は、先物1枚がJPX400の100倍となる。これは日経225先物で言えば、ミニ先物と同じ倍率だ。日経225先物の場合、ラージが指数の1000倍、ミニが100倍である。かつてはラージのみが取引されていたが、2006年から個人投資家でも取引しやすいように、10分の1サイズのミニが取引開始となった。
これらの要因から考えると、JPX400先物1枚の取引に必要な証拠金も、日経225ミニと同額程度になることが予想される。というのも、JPX400 先物も日経225先物と同じSPAN証拠金制度を採用することになっているからだ。
10月27日現在のところ、日経225ミニ1枚を取引するために必要な証拠金は約4~5万円(ラージはその10倍で40~50万円)。JPX400の値は10月27日現在11,400前後にあり、日経225平均の70~80%程度だ。つまり、JPX400先物の証拠金は、日経225ミニの70~80%程度。1枚あたり3~4万円になると思われる。
限月は3、6、9、12月の直近5限月になり、SQ日(清算日)は各限月の第2金曜日、最終取引日はその前営業日となる。これは日経225先物と同じ日だ。
現実的な問題として、流動性が高くならないとトレードの対象としてはあまり魅力的ではない。ただJPX400はマーケットメイク方式が採用されるので、ある程度の流動性は確保されるという。その点では、あまり心配する必要はなさそうだ。
JPX400先物が日経225先物に比べて何かメリットがあるとしたら、やはり証拠金の安さだろう。すでに述べたように、まだ始まっていないとはいえ、おそらく日経225ミニの70~80%程度の証拠金で取引ができる。あと問題があるとしたら、取り扱う証券会社がどの程度増えるかにあるのではないだろうか。
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