日本時間の25日早朝にGoogle親会社のアルファベットが7~9月期の決算を発表。増収増益だったもののクラウド事業の売上が予想を下回り、発表後のNY株式市場でアルファベット株は10%近く下落している。
Googleの親会社であるアルファベット(銘柄コード:GOOGL)が、24日のNY株式市場終了後(日本時間25日早朝)に7~9月期の決算を発表した。
その内容によると、売上高は前年同期の690億ドル(現在のレートで約10兆3500億円、以下同じ)から11%増の767億ドル(約11兆5000億円)で、市場予想の759億ドル(約11兆3800億円)をわずかに上回った。
純利益は前年同期の139億ドル(約2兆0800億円)から41.5%増の197億ドル(約3兆円)。EPS(1株あたりの利益)は1.55ドルで、市場予想の1.44ドルを上回った。
以上の数字を見ると増収増益で純利益は40%以上も伸びており、かなり好調な決算に見える。では部門別の売上高はどうだろうか?
基幹事業のGoogleの中でGoogle検索部門は、前年同期比11%増の440億ドル(約6兆6000億円)、YouTube部門は同12%増の79億5000万ドル(約1兆1900億円)、Googleネットワーク部門は同2.5%減の77億ドル(約1兆1500億円)、Googleその他部門は同21%増の83億ドル(約1兆2500億円)だった。
これらのGoogle部門を全て合わせると前年同期比11%増の680億ドル(約10兆2000億円)。そしてクラウド部門は前年同期比22%増の84億ドル(約1兆2600億円)だった。
クラウド部門の売上予想は86億2000万ドル(約1兆2900億円)だったので、それを下回った。また前年同期比22%という伸び率もここ2年で最低の伸び率だった。
全体的には良好な決算だったものの、ここ数年伸び続けてきたクラウド部門の減速を市場は好意的に受け止めなかった。24日を138.81ドルで終えたアルファベット株は、この決算発表を受けて時間外市場では5~7%低い水準で推移。そして25日のNY株式市場が始まるとさらに売られ、前日終値から9%ほど安い126ドル台で推移している。
世界のクラウド業界はアルファベットの他に、マイクロソフト(銘柄コード:MSFT)やAmazon(銘柄コード:AMZN)が大きなシェアを占めている。その一角であるマイクロソフトは、同じ日に発表した7~9月期決算でクラウド部門の売上高が前年同期比29%増で市場予想を上回った。
Amazonの方はまだ7~9月期決算を発表していない。クラウドにおいてこの3社の競争は熾烈で、アルファベットはここから巻き返しを図らないと今後は他の2社に押されることになるだろう。
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