5月中~下旬に仮想通貨市場が大暴落し、多くの仮想通貨が一瞬で今年つけた高値の約半分になった。それから数週間経ったが、大きなリバウンドもなく今後高値を更新する兆しはない。昨年末から続いてきた2回目の仮想通貨バブルも、すでに天井をつけて終わったと言えるのだろうか。
昨年末以降仮想通貨市場が再び高騰してきた。昨年10~12月にはビットコインだけが上昇していたものの、今年になってから他の多くの仮想通貨が追随。特に4~5月はビットコインが停滞する中、イーサリアム他の仮想通貨が高騰した。
仮想通貨は2017~18年にも高騰し、最初の世界的ブームとなった。この時は17年12月から18年1月にかけて多くの仮想通貨価格が天井をつけ、その後は一気に下落。価格が下落に転じると人々は仮想通貨に対する関心を失いブームも終わった。
そして2020~21年にかけ、仮想通貨価格は再び高騰し2回目のブームとなった。ただし前回は世間が仮想通貨についてほとんど知らなかったことからマスコミでもかなりセンセーショナルに取り上げられたが、2回目のブームではそこまでマスコミが大騒ぎはしていない。
2回目のブームでは1回目以上に価格が高騰した。例えばビットコインは1回目のピークが230万円だったが、2回目は700万円まで上昇。1回目の天井が18万円だったイーサリアムは、2回目には48万円と2.5倍以上になった。
しかしこれだけ高騰してきた仮想通貨市場も、ついに5月には3回の暴落が起こる。最初の暴落は13日未明にテスラのイーロン・マスクCEOが「環境問題への懸念から、テスラのビットコイン支払い受付の計画を停止する」と発言したことがきっかけだった。
次に19日に中国が仮想通貨への規制を強化すると発表したために暴落。この暴落は特に大きく、わずか1日で多くの通貨が最大30~40%もの価値を失った。そして23日は日曜ながら3度目の暴落があった。
その後2週間は暴落もなく、仮想通貨市場はようやく落ち着いてきた。しかし暴落がない一方で大きなリバウンドもない。多くの仮想通貨が今年の高値から40%ほど安い水準まで下がっており、高値更新はかなり遠くなった。
これはもはや2回目の仮想通貨バブルはすでに「終わった」と言ってもいい状況にある。今後仮想通貨市場が反発せずにさらに下がり続ければ、2021年4~5月頃が今回のバブルの天井だったと言われるだろう。
今後仮想通貨市場が再度上昇し高値を更新するようなことになれば話が変わるが、その可能性は低い。昨年2~3月に株式市場が大暴落した時は、各国中銀が大規模金融緩和で相場を支えた。しかし中銀に仮想通貨市場まで支える理由はない。
すでに天井をつけて大きく下落した以上、今後は2018年のように人々の仮想通貨への関心は少しずつ薄れていく可能性が高い。2020~21年の2回目の仮想通貨バブルは、すでにピークを過ぎたと思われる。
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