仮想通貨はすでに世界に無数に存在しているが、TITANという仮想通貨が今週になって1日で価値が数十億分の1というありえないほどの大暴落を起こした。通常では考えられないこの暴落の裏で何が起こっていたのだろうか?
現在の世界では多くの仮想通貨が存在しており、その性質や運営主体もさまざまだ。そのため投資したい仮想通貨があるなら、その通貨についてよく研究してからでないと後で痛い目を見ることにもなりかねない。
そして今週になってホルダーを非常に痛い目に遭わせた仮想通貨が、TITANだ。この仮想通貨は日本時間の16日水曜午後3時頃には、64ドルをつけて最高値となった。ところがその4時間後には33ドルと半分近くまで暴落。
しかしこの下げは単なるプロローグで、日付が17日に変わった頃からさらに勢いを増して暴落。ピークとなったのは17日の午前10時から午後2時頃で、午前10時にはまだ1ドルあったレートが午後2時には1億分の4ドル程度まで大暴落した。16日のピークから約24時間で10億分の1以下にまで価値が下がった計算になる。
つまりTITANを10億円分持っていたとしても、わずか24時間で1円にもならない無価値の存在になってしまった。幸いなことにこの通貨はそれほどメジャーなものではなく、日本の取引所で扱っているところはない。だから日本人でTITANを保有していて被害を受けた投資家はほぼいないと思われる。
では異常なほどの大暴落を起こしたTITANに一体何が起こったのか?今のところ確実な情報は出回っていないが、現在流れている1つの説がある。それはTITANと同じDeFi(分散型金融)ネットワークで売買されているIRONという仮想通貨商品と関係している。
IRONは基本1枚あたり1ドルで買うことができ、それを75セント分のUSDCという別の米ドルに連動したステーブルコインと、25セント分のTITANに両替することができた。
ところが16日夜以降のTITANの下落によって、何らかの理由でIRONを90セントなど本来の1ドルより低い価格で買えるようになった。すると買ったIRONをすぐにUSDCとTITANに替えることで1ドル分の価値が手に入るので、ノーリスクで儲けることができた。そして手に入れたTITANはすぐに市場で売る。
この手法がシステム売買によってすごいスピードで繰り返され続けていたという。IRONから25セント分のTITANに替えるにあたり、その分のTITANを発行する必要があった。つまりTITAN1枚が25ドルなら0.01枚、2.5ドルなら0.1枚、25セントなら1枚、、、というように、TITANの価値が下がるほど発行枚数も増えていく。そして枚数を増やして発行されたTITANはすぐに市場で売られた。
これがシステム売買ですごいスピードで繰り返されたことで、膨大な量のTITANが新規発行されて市場で売られ、結果として価値が数十億分の1にもなった。この説が本当だとしたら、発行枚数に制限をかけずに無限にTITANを発行できてしまったことが大暴落の最大の原因と言える。
しかし他の仮想通貨では発行上限が定められており、同じ事態は起こらない。例えばビットコインの発行上限は2,100万枚だ。仮想通貨に投資をするなら、投資をする仮想通貨をよく調べて怪しげな通貨には投資をしないのが賢明だ。
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