先週金曜夜に為替レートが1ドル=152円に近付いたため、政府日銀が9月22日に続く2回目の為替介入を行った。その後土日を挟んで営業時間で言えばわずか9時間後の24日午前8時半頃に、レートが突然4円ほど円高に動く不自然な動きがあった。市場関係者は政府日銀が連日の為替介入を行ったのではないかと見ている。
アメリカが今後も利上げを続ける見通しが高まっているため、為替市場では円安・米ドル高が止まらない。
先週の21日金曜に朝方の1ドル=150円から夜には152円近くまでまたも急激な円安が進行。それを見て政府日銀が、午後11時半頃から9月22日に続く2回目となる為替介入を実施した。この介入も9月22日と同様かなり大規模なもので、為替レートは介入前の151円台からわずか1時間程度で146円台まで5円も円高に動いた後、先週は147円台で終了した。
そして週明け24日朝方には147円台から今週の為替市場がスタートしたが、開始直後の早朝から円が急落し、午前8時過ぎには149円を超えた。
そこでかなり不自然な動きが起こった、午前8時半過ぎに149円50銭を超えて円安になっていたレートが突然猛烈な円高になり、わずか30分足らずで4円円高の145円台になった。
しかし145円台を維持することはできず直後に急激にリバウンドし、わずか1時間あまり後の午前10時には再度149円まで円安になった。週明けの朝方に早速大きな動きのあった今週の為替市場だが、24日はその後日中から夜にかけて米ドル/円に目立った動きはなく、149円台前半で推移している。
円安トレンドが続く中突然4円も円高に動くのは全く不自然であり、市場では24日早朝の円高は日本政府日銀が21日に続いてまたも為替介入をしたのではないかと見ている。ただしこの動きに関し、政府日銀から正式な介入の発表はない。
また24日になって、21日夜に政府日銀が実施した2回目の介入の規模は5兆5000億円程度との推定が報じられた。9月22日に実施された最初の介入が2兆8000億円規模とすでに発表されているので、報道の通りなら先週の介入は前回の2倍にもなる。
だが2倍の資金を使った先週の介入の効果は2倍あっただろうか?9月の介入と同様、介入の数時間以内に5円ほど円高になった点は同じ。だが24日夜までにはすでに149円まで戻り、介入で円高に動いた幅の半分程度を帳消しにした。また正式発表はないが24日朝にも円安に動いたため、再度の介入を行っていた可能性がある。
24日朝の介入が報じられている通りの規模なら、前回と合わせてすでに8兆円以上もの莫大な金額を介入に使った。しかし為替レートはまだ1ドル=149円台にあり、全体的な円安トレンドは止まっていない。日本政府日銀がいつまで介入で円安を止め続けられるのか、その継続性に疑問が残る。
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