2020年12月から2年以上続けられてきたリップル社に対する訴訟は、3月末までに判決が出るという予想が広まっていた。しかしその予想に反して判決が出ないまま4月に突入。リップル社の弁護士であるジョン・ディートン氏が、今週になって上げた動画で遅れの理由について見解を述べていた。
2020年12月に、アメリカの証券当局であるSEC(証券取引委員会)が仮想通貨リップル(XRP)の運営元であるリップル社を提訴した。なおここでは仮想通貨とその運営元を区別するために、仮想通貨はXRPと書き、運営元企業はリップル社と書く。
提訴の理由は、「XRPは仮想通貨ではなく有価証券に該当する。それにも関わらずリップル社は有価証券として所定の手続きを踏まずに、XRPを不特定多数に販売してきたのは違法」というもの。
裁判所は長期化し2年以上続けられてきたが、ようやく判決が出ようとしている。今のところ判決を左右する最も重要な要素は、SEC幹部のウィリアム・ヒンマン氏が2018年に、「XRPは有価証券には該当しない」と発言していたというリップル社の主張だ。裁判所の命令でこの主張を裏付けるメールが提出されたとされるが、メールの内容はまだ公開されていない。
昨年9月には、リップル社とSECの双方から通常より早く裁判を終わらせるための手続き・略式判決を求める動議が提出され、認められた。そのため裁判の進行が早まり、最近になって判決は3月末までに出るのではないかとの見方が高まっていた。
しかしその予想に反して判決が出ないまま3月が終了。判決を待っている人々にとってはヤキモキする日々だが、今週になってリップル社の弁護士であるジョン・ディートン氏が、ネット上にアップした動画でコメントを出していた。
彼の話では、今回の裁判はアメリカの仮想通貨業界にとって極めて重要な意味を持つので、裁判官は判決を出すにあたって非常に強いプレッシャーを感じていると思われる。そのため判決文を書くにあたって非常に慎重になっているから遅れているのではないかとの見解だった。
すでに4月になったが、ディートン氏は判決まで最大であと1~2ヶ月待つ必要があるのではないかと述べていた。そして今回の裁判はあくまで一審であり、SECとリップル社のどちらが勝ったにせよ、その後控訴される可能性は十分ある。そうなると判決は確定せず、今後も裁判は続く。
とはいえ判決への期待からか、3月下旬にXRPは急騰した。3月20日まで50円付近で推移していたレートは、21日から急上昇して29日には75円と10日前から50%も高い水準に到達。しかし判決が出ないことに失望したのか、その後は高値更新がない。
アメリカや世界の仮想通貨業界、米政府関係者、そしてXRPのホルダーなど多くの人が注目しているリップル社訴訟の判決はもう少し先になりそうだ。
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