2022年4月に東証の市場区分が再編成され、旧東証1部の銘柄から算出されるTOPIX指数も岐路に立った。TOPIXは現在2025年1月までかけて一部の銘柄が段階的に除外される見直しが行われているが、東証では来年2月以降の次段階の見直しの議論が始まっているようだ。
2022年4月には東証が歴史的とも言える市場区分の再編成を行った。それまでは1部、2部、マザーズ、そしてJASDAQと4つの市場が存在していたものを、プライム、スタンダード、そしてグロースの3つに再編成した。この再編成は特に大きな混乱もなく無事に終わり、現在では新たな3市場がすっかり定着している。
この再編成において議論されたのがTOPIX指数の扱いだった。TOPIXは日経225平均と並ぶ日本の代表的株価指数だが、その算出は旧東証1部の全銘柄を使って行われていた。再編成によって1部というくくりがなくなるので、TOPIXには廃止論が出たこともあったが見直しをする前提で存続と決定された。
その見直し方法とは、流通株式時価総額が100億円未満のものは、「段階的ウエイト低減銘柄」に指定され、2022年10月末から2025年1月末まで10回に分けて構成比率を四半期ごとに下げていくというもの。そして2025年1月末をもってそれらの銘柄はTOPIXから完全に除外される。
そしてこのTOPIX見直しの第1段階が終了した後、つまり2025年2月以降に実施される見直し第2段階の議論が東証で始まっているようだ。
現在出ている見直し案では、まずこれまではプライム市場の銘柄のみが使われていたが、間口を広げてスタンダードとグロース市場からも条件を満たした銘柄をTOPIX構成銘柄として採用することになった。
そして2022年4月の市場再編成から2025年1月末までの期間は銘柄の定期入れ替えはなかったが、その後は2026年10月末に初回の定期入れ替えを行う。2027年は入れ替えはないが、2028年以降は毎年10月末に定期入れ替えを行っていくとのことだ。
2026年10月末段階でTOPIXから除外と決定された銘柄は、2026年10月から2028年7月までの8回に分け、段階的にウエイトが低減されていき2028年7月をもって完全に除外される。なお2028年10月以降の定期入れ替えで除外と決まった銘柄が、どのような形でウエイト低減・除外されるかはまだ決められていない。
入れ替えの基準は例えば浮動株時価総額の累積比率が上位97%以内であることを継続基準として、それを下回る銘柄は除外される。また追加基準として同数値が上位96%とされ、これを満たす銘柄は新規で追加される。
現在はまだ議論段階であり、今年9月末には具体的なルールが公表されると言われる。市場再編成によって形は変わったが、TOPIXは今後も日本の代表的な株価指数として存続していくことになる。
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