16日に国内3例目となるIEO・フィナンシェトークンが上場された。1つ目のパレットトークンは最大20倍にもなる大成功で、2つ目のFCRコインは上場直後から暴落という結果だったが、今回のIEOはその中間のまずまずの結果だった。
IEOとは企業が仮想通貨(トークン)を発行し、それを取引所が仲介して不特定多数の投資家に販売することで、事業資金を調達する手段。海外では盛んに行われてきたが、日本は法規制や税制などがネックになりこれまで2例しか行われてこなかった。
日本のIEO1例目は、2021年7月にコインチェックに上場したHashpalette(ハッシュパレット)発行のパレットトークン(PLT)だった。
IEOは募集が始まってから終了前までに、「目標額に到達した」と取引所から発表があることがある。そしてそのような発表がどれだけ早いかで、そのIEOの人気度を測り、上場後にどれだけ上がるか推定することができる。
「目標額に到達」とは、言い換えれば応募の金額が売り出し額を上回ったということ。募集の最終日までに「目標額に到達」という発表がなかったなら、そのIEOは応募が少ないため人気がなく、上場後の値上がりは期待できない。
2021年7月当時は仮想通貨ブームだったため地合も良かったこともあり、パレットトークンは募集開始からわずか6分後に「目標額に到達」と発表された。販売価格は4.05円だったが、上場初日に10倍以上となる46円まで上昇。さらに3日目には20倍以上となる94円をつける盛況ぶりだった。
IEO2例目のFCRコイン(FCR)はサッカーチームのFC琉球が発行するトークンで、2022年5月にGMOコインに上場。販売価格は2.2円だった。
FCRコインの場合「目標額に到達」という発表は最後までなかった。それは人気があまりなかったことを示すサインなのだが、サインの通り価格は上場直後から暴落。上場初日にしてすでに販売価格の4分の1未満になった。
そして今週16日には、国内3例目のIEOとなるフィナンシェトークン(FNCT)が、再度コインチェックで上場した。フィナンシェトークンはブロックチェーン企業のフィナンシェ(FiNANCiE)が発行するトークンで、販売価格は0.41円。
フィナンシェトークンの場合「目標額に到達」の発表は募集開始の1時間後だった。そして上場した後の値動きを見ると、一瞬だけ販売価格の7倍を超える3円をつけたが、その後は下げが続き16日夜には販売価格の2倍付近で推移している。
これはパレットトークンほどではないが、FCRコインよりは良かったと言える結果だ。「目標額に到達」の発表が1時間後だった場合、これくらいの値動きになるという目安になる。
国内4例目のIEOは、DMM BitcoinとCoinbookの2社が共同で上場させるニッポンアイドルトークン(NIDT)というアイドルをテーマにした仮想通貨。このIEOに応募するにしても、これまで3例の「目標額に到達」の発表のタイミングや、その後値動きが参考になるだろう。
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