米大手仮想通貨取引所のコインベースは、14日に全世界の従業員の18%を削減するリストラ計画を発表した。同社は今月上旬にも新規採用停止を発表したばかり。今年になって仮想通貨市場が冷え込んでいるため、仮想通貨業界は厳しい状況に追い込まれる企業が増えている。
14日に米大手仮想通貨取引所のコインベースが、全世界の従業員の約18%にあたる1,100人を削減するリストラ計画を発表した。現在の同社の従業員数は6,100人なので、このリストラで5,000人になる。
同社は今月3日にも、今後当面の間新規採用を停止することと、現在内定が出ている多くの新規採用者の内定を取り消す計画があることを発表した。
コインベースは昨年4月14日にNASDAQに上場。大手仮想通貨取引所としてアメリカで初の上場だっただけに、かなり話題になった。仮想通貨市場は2021年明け頃から高騰しており、タイミング的にもこの上場は良好と見られていた。
仮想通貨市場は昨年5月と11月頃にダブル天井をつけたが、その後は今年にかけて大きく下落。コインベースはちょうど昨年春の仮想通貨価格のピークに近い時に上場したので、株価も上場直後がピークとなりその後は下げが継続。上場初日は400ドルを超える水準まで上昇したが、上場から約1年後の今年5月には40ドルと10分の1にまでなってしまった。
現在のところコインベース以外の海外大手仮想通貨取引所、例えばFTXやバイナンスといった企業で大規模リストラの話は聞かない。また日本の大手仮想通貨取引所もそのような発表はない。
しかし仮想通貨市場の低迷が鮮明になっている以上。今後は仮想通貨関連企業にコインベースと同様のリストラなどが増えるだろう。
仮想通貨市場は今週15日になってまた一段と下げている。ビットコインは15日に270万円をつけて、2020年12月以来の安値となった。米ドル建てて見ると2万ドルに接近したが、これは昨年11月につけた史上最高値の6万9000ドルから70%も低い値になる。
他の主要通貨も同様で、イーサリアムは15日に13万円台まで下落。米ドル建てでは1,000ドルに接近し、昨年11月につけた4,885ドルの最高値から80%近く下落した。もはや2021年の仮想通貨バブルは完全に弾けたのだ。
2017~18年の仮想通貨バブルは、18年初頭にピークをつけた後すぐに各通貨が暴落した。それに対して2021年は5月に天井をつけた後秋にも再度上昇し、今度はバブルではなく本物かという期待もあった。しかしやはりバブルだったようだ。
前回のバブルが弾けた後の2018~19年は「仮想通貨冬の時代」などと言われていたものだが、今回もバブルが弾けたためそのような言葉がネットやメディアに出てきている。
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