2017年後半に仮想通貨が世界的ブームになって以来、「20〇〇年にビットコインは10万ドルを超える」などという上昇予想が常に出るようになった。しかしこういった予想は真に受けない方がいい。
2016年まで仮想通貨はそれほど知られた存在ではなかった。しかし2017年後半に仮想通貨の世界的ブームが起こり、仮想通貨の認知度は一気に高まった。2018年になると価格は下落に転じブームが終わったものの、ブーム以前と比べて仮想通貨の存在はかなり社会に浸透してきているのは間違いない。
ブームが終わってもマスコミやウェブ上における著名人・業界人による仮想通貨関連のコメントは、ブーム以前に比べるとかなり増えた。その中で時々「20〇〇年にビットコインは10万ドルを超える」などという強気な予想がある。
10万ドルと言えば、日本円にして1000万円を超える。そしてここで言う20〇〇年とは2090年のような遠い将来ではなく、2020年や2030年のような比較的近い将来なのだ。最近になって、あるアメリカのファンドのCEOが「ビットコインが2025年に25万ドルに、2030年には50万ドルになる」と突拍子もない高騰予想をした発言をしていた。
これは極端な強気予想だが、2017年後半以降似たような発言は頻繁にある。中には「~は上がる」「~は10万ドルになる」と断言せずに、「上がる可能性がある」などと言ってボカしている発言もある。
しかしこういった上昇発言は真に受けない方がいい。2025年や30年のことはまだわからないが、去年や今年には「ビットコインはすぐに2万ドル(200万円強)を回復する」などという発言も何度もあった。だが2017年12月にビットコインが最高値の230万円をつけてから2年経ったが、当時の水準はまだ回復できていない。少なくとも「すぐに」という予想発言は完全に外れた。
仮想通貨の上昇発言は、その多くが仮想通貨が上がってくれれば得をする人々によって行われているいわゆる「ポジショントーク」だ。前述の「2030年に50万ドル」発言をしたCEOのファンドは、仮想通貨による運用を多く行っている。つまり仮想通貨が上がってほしいという願望があり、上昇発言をすることで他の投資家が仮想通貨を買って上昇につながることを期待している。
上昇発言は他にも仮想通貨業界の関係者が行うことが多い。仮想通貨業界の関係者も、仮想通貨が上昇し2017年のようなブームになれば自分の懐が潤う。取引所はブームになれば手数料収入が増えるし、仮想通貨の記事を書くライターもブームになれば仕事が増える。
つまり上昇発言は予想ではなく、願望でありポジショントークでもある。決して客観的なデータに基づいた予測ではない。その意味で仮想通貨の上昇発言は真に受けるものではないし、仮想通貨を買うならハイリスク・ハイリターンであることを心に留めて買うべきだろう。
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