今週は米9月ADP雇用統計と9月雇用統計を初め、重要な米経済指標の発表がやや多かった。それらは予想を上回るものが多かったことで米利上げの長期化見通しが再燃し、株式市場は軟調な動きが続くとともに米ドルは上昇してついに日銀介入が行われた模様だ。
今週は重要な経済指標の発表がやや多かった。2日月曜朝には7~9月期日銀短観が発表され、製造業の景況感は現状・先行きともに予想を上回る良好な内容だった。3日火曜にはアメリカの8月JOLTS求人件数が発表され、予想が880万件、結果が961万件だった。
4日水曜にはアメリカの9月ADP雇用統計が発表され、予想が前月比15万3000人増、結果が8万9000人増で予想を下回った。6日金曜にはアメリカの9月雇用統計が発表され、予想の前月比17万人増に対し発表は33万6000人増と予想をかなり上回る数字だった。
政策金利はまず3日にオーストラリアが発表し、予想通り4.1%のまま据え置きだった。4日のニュージーランドも予想通り5.5%のまま据え置きだった。同じ日にはポーランドが発表し、予想通り0.25%の利下げを発表して政策金利を5.75%とした。6日にはインドが発表して予想通り6.5%に据え置いた。
今週の金融市場でまず特筆すべきは米ドル/円の動きではないだろうか。今週を1ドル=149円台前半からスタートした後、週の序盤に緩やかに上昇。そして3日に米8月JOLTS求人件数が発表され予想を上回ると大台の150円をつけた。
しかしその直後に突然急激な円高の動きがあり147円台をつけたが、すぐに149円付近まで切り返した。その後は4日から6日日中にかけて148円台後半から149円台前半で推移していたものの、6日発表の米9月雇用統計が予想を上回ると149円50銭をつけた。
米利上げの長期化見通しによって株式市場は今週も軟調だった、NYダウは3日に小幅下落した後、JOLTS求人件数が発表され予想を上回った3日には431ドルの大幅安。そしてこの日には6月以来4ヶ月ぶりとなる32,000ドル台をつけた。
4・5日は小幅な上下で終わった後、6日は米雇用統計が良好だったことから序盤に下落したがその後は500ドル以上反発して288ドル高で終了。週足では100ドル安だった。3~6日は4日間連続で32,000ドル台まで下がったが全て反発して33,000ドル台でその日を終えており、軟調な地合の中でも底堅さを見せている。
軟調な地合は東京株式市場も同様で、日経225平均は2日に小幅下落した後3日には522円の大幅安。翌4日には711円も下がり3・4日の2日間における下げ幅は1,200円を超えた。しかし5日には549円反発し、週足では863円安だった。
先物市場では先週95ドルまで上昇した原油が今週は大幅下落。91ドル台からスタートしたNY原油は4日に発表された米ガソリン在庫が予想以上の増加だったため特に週半ば頃から下げ足を速め、週の終値は82ドル台だった。
来週は12日木曜にアメリカの9月消費者物価指数が発表される。その一方で主要国の政策金利発表はなく、主な材料は米9月CPIと12日未明に公表されるFOMCの議事要旨になるだろう。
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