今週は新年第2週であり、金融市場が本格的に2024年の取引を開始する週だった。まだ重要な経済指標や政策金利の発表は少なく材料はあまりなかったものの、新NISAでの買い期待などのため東京株式市場は暴騰した。
今週は2024年の第2週だった。先週は東京株式市場が4・5日の2日間だけで終わるなどまだお正月ムードが残っていたが、今週から本格的に2024年の取引がスタートした。
しかし重要な経済指標や政策金利の発表は多くなかった。今週最も注目された経済指標は11日木曜に発表されたアメリカの12月消費者物価指数で、予想の前年同月比+3.2%に対し発表は+3.4%。前月の+3.1%より高くインフレ懸念が再燃し、これで3月のFOMCで利下げが発表されるとの見方は後退した。
それ以外の経済指標を見ると、12日金曜に発表された中国の12月消費者物価指数は予想が前年同月比-0.4%、結果は-0.3%だった。予想よりマイナス幅が小さいとはいえ、これで中国の物価は3ヶ月連続のマイナス、昨年3月以来10ヶ月連続で0%台またはマイナスになった。中国のデフレはかなり深刻のようだ。
年末に上昇が続きダウ工業平均が史上最高値を更新したNY株式市場だが、今週は勢いがなかった。ダウ工業平均は8日月曜に217ドル上昇したものの、その後は一進一退が続き週足では126ドル高だった。
一方1月4日の大発会では日経が一時700円以上下落し幸先の悪い今年のスタートとなった東京市場だが、今週は大暴騰の週となった。今月からいよいよ新NISAが始まったことで、新NISAを使って早速買いを入れた投資家も多いと思われる。実際に楽天証券は「新規口座開設の申し込みが非常に多い」と発言している。
8日月曜は成人の日で休場していたが、3連休明けの9日火曜は386円上昇。そこから暴騰が始まりその後は10日が678円高で終わり、1990年以来34年ぶりの34,000円台に。その後も11日は608円高、12日は528円高と暴騰が続き、週足では2,200円高。12日には同じく34年ぶりに35,000円をつけ、さらに終値ベースだと4営業日全てで1990年以来の高値を更新した。
また今週は仮想通貨市場で大きな材料が出た。昨年から仮想通貨投資家にずっと期待されていたビットコインETFが、日本時間の11日早朝にアメリカでついに承認された。
8日朝時点で630万円付近だったビットコインは、ETF承認への期待から同日夜に40万円ほど上昇。その後しばらくは670万円付近に留まっていたが、10日早朝にはSECのX(Twitter)アカウントから「承認された」と虚偽の情報が流されて乱高下する一幕があった。
このような事件もあったものの翌11日早朝には今度こそ承認され、同日夜に各市場で取引が始まった直後には714万円まで上昇。しかし「噂で買って事実で売れ」の格言のように、その後は週末にかけて100万円ほど急落した。
来週は中国の第4四半期GDPや、日本の12月消費者物価指数が発表されるが、政策金利の発表はまだない。来週は東京株式市場が今週の勢いをそのまま持ち越せるかどうかが注目される。
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