週明けから29日にかけてビットコイン価格が上昇し、29日夜には円建てで1,100万円、米ドル建てで7万2000ドルをつけてどちらも最高値更新が近づいてきた。他の仮想通貨はここまで高騰しておらず、仮想通貨市場はビットコインの独歩高になっている。
今週明け28日から29日にかけてビットコイン(BTC)価格が上昇。29日夜には円建てて1,100万円をつけて、今年5月と6月につけた1,120万円の史上最高値更新まであとわずかと迫った。また米ドル建てでも29日夜に7万2000ドルまで上昇し、3月につけた7万3000ドルの史上最高値更新までわずかに迫った。
円建てと米ドル建ての史上最高値が違う時期なのは為替の影響のため。3月時点より5・6月時点の方が円安だったため、米ドル建ては3月に最高値をつけたが円建てでは3月につけた1,100万円をその後更新した。
ビットコイン価格が非常に好調に推移しているのに対し、他の仮想通貨はそれほどでもない。イーサリアム(ETH)の10月29日時点の価格は40万円で、5月末につけた62万円の最高値にまだまだ遠い。旧バイナンスコインのビルドアンドビルド(BNB)は10月29日時点で9万3000円で、こちらも6月につけた11万2000円の最高値からまだ17%も低い。
ソラナ(SOL)は今週になって2万7000円まで上昇しており、3月につけた最高値の3万1000円から13%安い水準にある。リップル(XRP)は10月29日現在80円で、3月につけた107円の今年の最高値より低い。これまで述べた他の4通貨は今年に史上最高値を更新したものの、リップルに至っては今年になっても最高値を更新してすらいない。
いわば現在の仮想通貨市場はビットコインの独歩高状態にある。ビットコインがここまで強い理由はどこにあるのだろうか?1つにはアメリカで今年になってビットコインETFが承認されたことがある。
2023年末から24年にかけての仮想通貨高は、もともとはビットコインETFがきっかけであった。ビットコインETFは以前までアメリカで何度も上場申請されては却下されてきた。
しかし去年夏頃に申請された複数のETFはそれまでのものと違った。年末になって承認見通しが高まるとビットコインや他の仮想通貨価格が上昇。今年1月に承認された後も順調に資金の流入が続き、それがビットコイン価格を押し上げている。
ETFは組成する企業が原資産を購入する必要があるため、ビットコインETFの普及によって直接的にビットコインの買い需要となっている。
またビットコインは海外の多くの仮想通貨取引所で基軸通貨として使われている点も大きい。日本の仮想通貨取引所は「BTC/JPY」のように、ほぼ全てのペアが特定の仮想通貨と日本円との取引となっている。それに対して海外では「DOGE/BTC」「DOGE/USDT」のように、特定の仮想通貨とビットコインやステーブルコインのテザー(USDT)など、主要仮想通貨とのペアで取引する取引所が多い(例に挙げたDOGEはドージコイン)。
いわばビットコインやテザーが基軸通貨となっており、仮想通貨取引を行う人々にとってそれらの通貨の売買が必要という形で実需が存在する。ビットコインやテザーは単に投機目的ではなくても買う必要があるため、仮想通貨市場が拡大するにつれ購入する人々は常に増え続けている。
仮想通貨市場全体の時価総額に対するビットコインの比率を表す「ビットコインドミナンス」は、最近では60%近くまで上がってきている。円建て・米ドル建てともに最高値更新が近づくビットコインの天下はまだまだ揺るがない。
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