アメリカの著名投資家であるウォーレン・バフェット氏が経営する会社が、Apple(銘柄コード:AAPL)の株式を大量に購入していたことが最近明らかになった。バフェット氏はIT企業にあまり投資しないことで知られていたが、その方針が変わってきたようだ。
世界で最も有名な投資家であるアメリカのウォーレン・バフェット氏が、経営する企業・バークシャー・ハザウェイ(銘柄コード:BRK-A)を通して、Appleの株を大量に購入していたことが最近明らかになった。
明らかになったのは、多く購入すると米証券当局に報告する義務があったからだ。日本でも上場企業の株式を一定比率以上保有することになった場合、大量保有報告書を当局に提出することを義務付けられている。これは上場企業の株を大量に購入した者に関する情報を公開させて、不当な買収行為などを防ぐ目的がある。アメリカでも同様の規定があり、Apple株を大量に購入したバフェット氏のことが明らかになった。
今回バークシャー・ハザウェイが購入したApple株は981万株で、Apple株の総数に対する比率は0.2%程度でしかない。購入したのは3月頃と見られており、当時の時価では10億ドル(約1090億円)だった。しかし現在はApple株が安くなっているので、5月中旬現在の時価では9億ドル(約980億円)の価値に下がった。
このニュースは、市場関係者をかなり驚かせた。というのもバフェット氏は有名な投資家だが、これまであまりIT関連株には投資してこなかったからだ。これまで投資してきたIT株で主なものは、IBMくらいしかない。「自分がわからないものには投資しない」という方針で、ITについてそれほど詳しくないためこれまで避けてきたと思われる。
ただこのタイミングでAppleを購入したことに対し、市場ではいろいろな憶測が飛び交っている。Appleは今年1~3月期の決算で、13年ぶりに減収減益になったばかりだ。これまで数年はiPhoneの大ヒットを原動力に、目覚ましい成長を続けてきた。
しかし最近になって、世界の、特に先進国のスマホ市場が飽和していることや、中国製などの安いスマホが好まれるようになり、iPhoneの売上は伸び悩んでいる。そして株価もかなり下落してきた中の、バフェット氏の購入であった。このタイミングで購入したのは、将来的にはAppleの株価はまた上昇トレンドに乗ると見ていると思われる。
ただ市場にとっては、バフェット氏の購入は歓迎すべきニュースだと受け止められた。最近下落が続いてきたApple株は、先週には約2年ぶりに90ドルを割って89ドル台に。そして13日の終値は90.52だった。だがこのニュースが流れた16日は買いが膨らみ、終値は3.7%高の93.88だった。
バフェット氏の購入が正解だったかどうかは、時が経ってみないとわからない。しかしこれまで多くの投資を成功させてきた実績を考えると、成功裏に終わる可能性は少なからずある。
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