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Oct

総選挙の結果受け円安・株高進行

user 著者 鳥羽賢

週明け28日は円安・株高が進行した。

為替は1ドル=153円台後半

27日に日本で総選挙が行われ、与党の自公が過半数を失う惨敗の結果だった。総選挙直後となった28日の金融市場では円安と東京株高が進行。為替市場では一時1ドル=153円台後半まで円安が進行し、日経225平均は上げ幅が最大800円を超えた。そのような状況だがこの日は米経済指標の発表はなく、先週5日連続下げてきたNYダウはようやく下げ止まり42,300~400ドルを中心とした狭いレンジで推移。終値は273ドル高で6営業日ぶりのプラスだった。

今日の展望

今日は午後10時にアメリカの8月ケース・シラー住宅価格指数が発表されます。午後11時にアメリカの9月JOLTS求人件数が発表されます。

日本225(円)

東証開始後に暴騰

すでに述べたように週末27日に総選挙が行われ、自公与党合計で改選前から73議席減の215議席で惨敗した。先週終了時点では38,100円だった日経225だが、週明け28日早朝は大幅安の37,500円からスタート。しかし東証では日経225平均が前日比156円安の37,757円で寄り付き、寄り直後に38,500円付近まで暴騰。前場は38,500円付近に留まっていたが後場になると一段高となり、終値は692円高の38,605円だった。

米ドル/円

一時154円に接近

米ドル/円は先週を1ドル=152円25銭付近で終えた後、週明け28日は50銭ほど高い152円75銭で寄り付いた。寄り後の午前中には東京株が暴騰したことと併せ円安が大きく進行し、153円を超えて一時は154円に接近。しかしその後は午後から夕方過ぎにかけて152円50銭まで1円以上円高になるなど荒い動きが続いた末、29日未明には153円25銭付近で落ち着いた。

WTI原油

中東懸念後退で下げる

週末26日にイスラエルがイランに対して攻撃を実施したものの、懸念されていた石油関連施設への攻撃はなかった。先週を71ドル台後半で終了したNY原油だが、この攻撃によって原油への影響懸念が後退し週明けは大幅安。68ドル台で28日をスタートし、日中はあまり動きがなかったが夕方頃に1ドル下落。夜から29日未明にかけては主に67ドル台に留まった。

テスラ

決算後初の下げ

テスラは24日に7~9月期の決算を発表し、増収増益の良好な内容だった。この決算を受けテスラ株は24日に22%暴騰し、25日には小幅続伸した。そして週明け28日のNY株式市場でも前半には続伸して一時1.6%高の273.54ドルをつけたものの、後半になるとこれまでの上がり過ぎ感から利益確定売りが増えて下落。終値は2.5%安の262.51ドルだった。

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