米長期金利の上昇を受けて米ドル高、NY株安が進行した。
今週になって米長期金利が4.2%を超えて上昇しており、米長期金利高が他の金融市場にも確実に影響している。為替市場では23日になって円安・米ドル高が進行して1ドル=153円を超えた。NY株式市場も米長期金利高を受けて序盤から軟調な展開となり、ダウ工業平均は一時下げ幅が600ドルを超えた末に410ドル安で終了した。
今日の展望
今日は午後11時にアメリカの9月新築住宅販売件数が発表されます。
為替市場では急激な円安が進行した23日だが、今週末の総選挙で自公与党が過半数割れする見通しが高まっておりそれが日本株の売り材料になっている。23日の東証では日経225平均は14円安の38,397円で寄り付き、前場から軟調な動きが継続。後場になると一段安となり一時37,000円台をつけ、終値は307円安の38,104円だった。夕方以降の先物も米長期金利高を受けて下げが続き、24日未明には一時37,700円をつけた。
すでに述べたように債券市場では今週になって米長期金利が上昇しており4.2%を超えた。米長期金利高は米ドル買い材料となり、23日朝方に1ドル=151円台前半だった米ドル/円は日中から夜にかけて急激な円安・米ドル高が進行。午後9時過ぎには日銀が利上げをした7月31日以来となる153円をつけた。だがそこで上げ止まり、その後は24日未明にかけて緩やかな円高に動いた。
23日午後10時45分にカナダ中銀が政策金利を発表し、予想通り0.5%の利上げを発表して政策金利を3.75%とした。23日朝方には1加ドル=109円30銭だったカナダドル/円は、この日の円安トレンドを受けて日中は大きく上昇して政策金利発表前には110円60銭に到達。そして午後10時45分には加政策金利が発表されたが予想通りのため大きな反応はなく、その後24日未明にかけて緩やかな円高・カナダドル安が続いた。
中東情勢への懸念などから最近上昇が続いている金は連日史上最高値を更新している。23日も午前中はやや下げたが午後になるとまた上昇し、夕方には2,755ドルを超えて最高値を更新した。しかし上がりすぎへの警戒感や米長期金利高が売り材料となり、最高値更新後は一気に売りが増加。夜から24日未明にかけて50ドル近く下げて一時2,710ドルを割る乱高下を見せた後、24日朝方にかけて緩やかに反発した。
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