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23
Jul

米両党が債務上限問題で合意

user 著者 鳥羽賢

米で民主・共和両党が債務上限問題で合意した模様。

今後2年間の上限引き上げへ

アメリカでは今年の3月にそれまでの債務上限撤廃措置が期限切れとなり、その後はつなぎ予算など暫定措置で切り抜けてきていた。しかし22日になって、トランプ大統領が「債務上限問題で合意が成立した」と発表。その内容によると、債務上限は2021年7月までの2年間引き上げられるらしい。また今後2年間の歳出拡大でも合意したと伝えられる。

今日の展望今日は午後11時に米6月中古住宅販売件数が発表されます。

日本225(円)

23日朝まであまり動きなし

先週金曜のNYダウは69ドル安と下落したが、その影響は週明けの東京市場にはあまり見られなかった。日経225平均の寄り付きは72円安の21,394円で、前場には一時21,300円近くまで下落。しかしその後は21,400円近くまで反騰し、後場にかけて21,400円付近で横ばいが継続。終値は50円安の21,416円だった。夕方以降の先物も大きな動きがなかったが、23日朝になって先物に大口の買いが入り急騰している。

カナダドル/円

加卸売売上高が低調

カナダドル/円は22日日中から夜まで82円60~70銭付近で横ばい。そして午後9時半にはカナダの5月卸売売上高が発表され、予想の前月比+0.5%に対し発表は-1.8%と予想に反してマイナスだった。この統計を受け夜以降はカナダドル売りが継続し、数時間後には82円20銭台に。その後はその水準で落ち着き、23日朝まで目立った動きは見られなかった。

ポンド/円

次期首相への警戒感から下落

イギリスでは与党党首選が行われており、22日に決選投票が締め切られた。すでにジョンソン前外相の優勢が伝えられているが、同氏に反発するハモンド財務相など閣僚数名がジョンソン氏の勝利が決まったら辞任と発表。22日日中は135円付近で推移していたポンド/円は、英新首相への警戒感から夕方頃に50銭ほど下落。しかし夜から23日未明にかけてわずかに反騰した。

23日朝に大きな下げ

22日は東京やNY株式市場に目立った動きがなかったことや、米経済指標の発表もなかったことからNY金にはあまり動きがなかった。22日の日中から夜、そして23日未明にかけて1,425~1,430ドルで小動き。しかし23日未明に米民主・共和両党が債務上限問題で合意できたことなどを材料に、23日になるとリスク回避姿勢が後退し金にはまとまった売りが出ている。

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