12日夜に米1月CPIが発表された。
12日午後10時半に米1月CPIが発表され、予想の前年同月比+2.9%を上回る+3.0%だった。また前月比では予想を0.2ポイント上回る+0.5%だった。まだトランプ政権発足直後にも関わらずインフレ率が7ヶ月ぶりに3%になったことで、米のインフレ再燃懸念が台頭。発表後はセオリー通り米ドル高になるとともにNY株式市場は軟調な1日となり、ダウ工業平均は一時500ドル近く下げて225ドル安で終了した。
今日の展望
今日は午後4時にイギリスの第4四半期GDPが発表されます。午後10時半にアメリカの1月卸売物価指数が発表されます。
前日のNYダウは123ドル高で終了し、その流れから休場明けとなった12日の東京市場では日経225平均が248円高の39,049円で寄り付き。寄り後に数百円下げて39,000円を割ったが、後場は主に38,900円付近で推移して終値は162円高の38,963円だった。夕方以降の先物はしばらく緩やかな上昇が続いた後、午後10時半の米CPI発表後に200~300円急落。しかしその後は400円ほど上昇して39,000円を回復する乱高下だった。
米ドル/円は12日早朝には1ドル=152円40銭付近で推移していたが、その後午前中には米長期金利高などを材料に米ドルが買われ153円台半ばまで上昇。午後から夕方過ぎにかけてほとんど動かなかったものの、午後10時半に発表された米1月CPIが予想を上回る前年同月比+3.0%だったことで、FRBの利下げ長期休止観測が台頭して再度1円ほど円安に。13日未明にはそのまま154円台半ばに留まり、約24時間で2円の円安となった。
米では2023年6月にSECがバイナンスを提訴し、現在まで訴訟が続いてきた。しかし今週になって双方が60日間の一時中断を申し立てたとの情報が流れた。この申し立てによって訴訟の早期終了見通しが高まり、バイナンスが発行するビルドアンドビルドにとっては買い材料に。12日早朝には97,000円付近だったレートは、日中はわずかに上昇したのみだが夜以降に上げが加速。13日早朝までに108,000円を超えて24時間で10%高となった。(注:チャートは米ドル表記です)
米ドルと反対に動くことが多い金だが、この日はそのセオリー通りに動かなかった。12日朝方には2,900ドルだったNY金は、日中は緩やかな下げが続き午後10時半の米1月CPI発表前には2,880ドルになった。そして発表された数字はすでに述べたように予想を上回る3.0%で、発表直後は米ドル反対に下落。だがその後は上昇に転じ、13日未明には一時2,905ドルをつけた。
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