13日のNY株式市場は上昇した。
トランプ大統領が13日になって、米国に高関税を適用している国に対して同様の関税を適用する「相互関税」政策の導入に向けた文書に署名した。しかしあくまで導入を目指す段階であって実際の発動はまだ先になるとの見通しから、この日のNY株式市場では買い安心感が広がり特に後半に上昇。ダウ工業平均は342ドル高で終了した。
今日の展望
今日は午後7時半にロシアの政策金利が発表されます。午後10時半にアメリカの1月小売売上高が発表されます。
前日発表の米1月CPIが予想を上回ったことで、FRBによる利下げの長期休止観測が拡大。CPI発表後は円安が進行しNY株式市場は下落した。NY株は下落したものの円安になったことで13日朝までに日経225先物が上昇し、13日の東証でも日経225平均は262円高の39,225円で寄り付いた。場中は前場に200円ほど上昇して後場になると39,500円付近で落ち着き、終値は498円高の39,461円だった。
すでに述べたように前日夜に米1月CPIが発表され予想を上回る前年同月比+3.0%だったことで、FRBの利下げは長期休止観測が拡大して1ドル=154円台後半まで円安が進行した。しかし13日朝以降は新たな円安材料がなく、また米長期金利が低下してきたことから米ドル売りが継続。日中から夜、そして14日未明にかけて円高・米ドル安は続き、14日未明には153円を割った。
米ドルと反対に動くことが多い金だが、この日はそのセオリー通りに動いた。前日に米1月CPIが発表されその後米ドルが上昇したが、13日朝以降は米ドル安が進行。13日朝方に2,900ドル付近だったNY金は、米ドルとは逆に日中から夜を通して上昇。14日未明には2,930ドルをつけ史上最高値をまた更新した。また限月によっては2,940ドル以上まで上昇したものもある。
最近発表されたブラジルの2025/26年度のコーヒー豆収穫見通しが下方修正されたことや、産地のミナス・ジェライス州で降雨量が少ないことなどを材料にコーヒー価格は上昇が止まらない。12日を1ポンド=4.3ドル付近で終えたNYコーヒーは13日も市場開始後から上昇し、一時は4.4ドルをつけてまたも最高値を更新した。
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