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27
Jan

為替市場が大変動

user 著者 鳥羽賢

11日は米ドル/円など為替が大きく動いた。

イエレン議長の発言などから急激に円高に

11日は日本が建国記念の日で祝日だったが、その間に為替市場が大きく動いた。前日の米議会証言でFRBのイエレン議長が今後の利下げの可能性を示したことをきっかけにして、10日夜には115円付近にあった米ドル/円が11日夕方には110円台をつけるまで下落。シカゴのCME日経225先物も下げ、大変な1日となった。

今日の展望

今日は午後4時にドイツの第4四半期GDPが発表されます。午後7時にユーロ圏の第4四半期GDPが発表されます。

日本225(円)

海外の先物は15,000円近くまで下落

日本が建国記念の日で休場していた11日だが、シカゴとシンガポールの日経225先物は通常通り取引が行われた。朝方15,500円付近だった日経225先物は、その後の急激な円高を受けて下落。夕方過ぎには15,000円割れ寸前のところまで到達した。しかしその後は15,000円を割ることなく、12日朝まで15,000~15,300円で推移。

米ドル/円

一気に110円台まで円高に

10日のイエレンFRB議長の米議会における証言をきっかけに、急激な円高・米ドル安が進行。10日夜時点では115円付近にあったが、その後114円台、113円台、112円台とどんどん円高に動き、11日夕方にはついに一瞬110円台をつける。しかし午後9時過ぎになって、介入かとも思われた不自然な円安があり一時113円台に戻した。ただし日銀は介入についてコメントをしていない。

有事の金買いが続き40ドル暴騰

外国為替市場で米ドル安が続き、世界的な景気不安が高まる中、「有事の金買い」が止まらない。11日朝には1,200ドル付近にあったNY先物市場の金は、その後ずっと買いが入り12日未明には2015年2月以来約1年ぶりとなる1,260ドルまで上昇。その後やや反落したものの、1,240ドル付近で12日朝を迎えた。他の貴金属銘柄である銀やプラチナも、金ほどではないが上昇した。

WTI原油

26ドルまで下落もUAE大臣の発言で反発

景気懸念からくる原油の需要減観測は止まらず、11日もNY原油は下落。26ドル近くという2003年後半以来12年半ぶりの水準になった。しかしその後、UAEのマズルーイ・エネルギー相が「OPEC諸国は減産の用意がある」と発言。この発言を受けて原油は反発し、27ドル台後半まで上昇した。

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