来週は日米を含む多数の国が政策金利を発表する。
来週は日米英他、多くの国が政策金利を発表する、今年最後の政策金利発表ラッシュの週となる。そのような状況だが13日夜には重要な米経済指標の発表はなかったものの、前日に発表された米11月PPIが予想より高かったことでその後米長期金利が上昇。米長期金利高を受けて13日のNY株式市場は前日までに続いて軟調な展開となり、ダウ工業平均は86ドル安で終了し先週から数えて7営業日連続下落となった。
来週月曜の展望
来週月曜は午後11時45分にアメリカの12月製造業・サービス業PMIが発表されます。
前日のNYダウは234ドル安と6営業日連続安で終わり、その流れからこの日の東京株式市場も軟調な展開に。日経225平均は245円安の39,624円で寄り付き、前場に大きく下落して一時は下げ幅が600円を超えた。しかしそこで下げ止まって後場は主に39,400円付近で推移し、終値は378円安の39,470円だった。夕方以降の先物は円安などを材料に上昇し一時は39,700円をつけたが、14日に下げて週の終値は39,500円台だった。
12日に発表された米11月PPIが予想を上回ったことで米FRBの追加利下げ観測が後退し米ドル買い材料になった。また今週11日に「日銀は利上げを急いでいない」と報道されたことが円安材料になっている。13日朝方には1ドル=152円台半ばだった米ドル/円は、その後日中から夜を通して一貫して円安が進行。153円を超えても止まらず、153円台後半まで円安が進行して今週を終えた。
西アフリカの生産国であるガーナやコートジボワールで悪天候が続き来期の生産が落ち込むとの見通しから、ココア価格は11月以降急上昇している。前日を10,700ドル台で終えていたNYココアは、13日になっても止まらず4月以来の11,000ドルをつけた。その後も上昇は続き一時は11,300ドルを超え、4月につけた史上最高値まであとわずかに迫った。
今週になってシリアのアサド政権が崩壊したものの、ウクライナの紛争はまだ終わりが見えない。そして今週EUはロシアに対して追加の制裁を発表した。13日朝方には70ドルだったNY原油だが、ロシアへの追加制裁懸念からこの日夕方過ぎから14日未明にかけて上昇。今週の終値は71ドル台で、約3週間ぶりの高値となった。
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