来週の10日から中国の米に対する報復関税が発動される。
今週は米トランプ政権が中国に課した10%の追加関税が発動した。中国は報復措置として米国のエネルギーや製品に10~15%の報復関税をかける政策をすでに発表しており、来週の10日から発動となる。そのような状況だが7日夜には米1月雇用統計が発表され予想を下回る前月比14万3000人増だったものの、失業率や平均時給が予想より良い数字だったことでFRBの利下げ長期休止観測が再度台頭。NYダウは序盤から終盤を通して下げが続き、終値は444ドル安だった。
来週月曜の展望
来週月曜は午前8時50分に日本の12月国際収支が発表されます。
前日のNYダウは125ドル安で終了し、その流れから東京市場では日経225平均が159円安の38,907円で寄り付き。前場に多少上下したが後場になると38,800~900円付近で停滞し、終値は279円安の38,787円だった。夕方以降の先物もしばらくは大きく動かなかったが、午後10時半に米1月雇用統計が発表されその後午後12時には米景気指標が発表され予想を下回ったため、NY株安とともに数百円急落して今週の終値は38,300円台だった。
今週発表された日本の12月実質賃金がプラスだったことや、赤沢経済再生担当相の発言などを材料に円高が進行し7日朝方には一旦1ドル=151円に接近した。日中は米ドルが反発し152円を回復したところで米1月雇用統計の発表があり、予想の前月比17万人増に対し発表は14万3000人増だった。しかし失業率や平均時給が予想より良好だったことで、発表後は細かく上下。そして午後12時に発表された米景気指標が予想を下回ったため、その後米ドル安が進行して8日未明には一瞬だけ150円台をつけた。
Amazonが6日のNY株式市場終了後に10~12月期の決算を発表。売上高は前年同期比10%増の1,878億ドル、純利益は同89%増の200億ドルだった。どちらも同社として過去最高であり、また米企業全体でも史上最高の四半期売上高となった。しかし売上高や来期の売上高見通しが予想を下回ったことに市場が失望。前日を238.83ドルで終えていたAmazon株は、7日は序盤から下落して4%安の229.15ドルで終了した。
ブラジルで2025/26年度のコーヒー豆収穫見通しが最近になって下方修正されたことで、コーヒーの需給ひっ迫懸念が高まりコーヒー価格は上昇が続いている。5日には史上初めて1ポンド=4ドルをつけ6日には4.1ドルまで上昇したNYコーヒーは、7日も4ドル以上の高値で推移。そして終了間際の上昇でまた最高値をわずかに更新し、13営業日連続の最高値更新となった。
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