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26
Jul

本日は米インフレ指標発表

user 著者 鳥羽賢

26日夜に米6月個人消費のPCEデフレーターが発表される。

25日夜発表の米GDPは良好

25日午後9時半に米第2四半期GDPが発表され、予想の前期比年率2.0%増に対し発表は2.8%増と予想を0.8ポイント上回る良好な数字だった。この統計で今月末(日本時間8月1日未明)のFOMC発表における利下げの可能性はほぼ消え、前日から急激な円高が進行していた為替市場は円安に転じた。良好なGDPを受けてNYダウは前半に一時500ドル以上上昇したものの、後半になると崩れ終値は81ドルの小幅高だった。

今日の展望

今日は午後9時半にアメリカの6月個人消費のPCEデフレーターが発表されます。

日本225(円)

今年最大の下げ幅

今週になって円が急騰していることで日本株は売られやすい地合になっており、25日の東京市場では売り圧力が一気に爆発した。前日のNYダウが504ドル安で終了した流れから、日経225平均は630円安の38,524円で寄り付き、前場に売りが殺到して一時は38,000円を割った後、後場になると一旦1,300円超安まで下がり終値は1,285円安の37,869円。今年最大かつ歴代9位の下げ幅となった。

米ドル/円

152円まで円高進行後反発

先週半ばの日米要人の円安・米ドル高をけん制する発言以降、為替市場では急激な円高・米ドル安が続いている。25日朝方に1ドル=153円台後半だったレートは、午前中から円高に動き午後にはGW以来約2ヶ月半ぶりとなる152円をつけた。その後はしばらく152円台で推移していたものの、午後9時半に発表された米GDPが予想を上回ったことで発表後は米ドルが急騰。26日未明から午前中にかけて主に153円台後半に留まった。

WTI原油

米GDP発表後に上昇

中東におけるイスラエルとハマスの戦闘において停戦で合意できるとの期待が出てきており、停戦期待からここ最近の原油価格は下げが続いてきた。25日朝方に77ドル台前半だったNY原油は、日中は多く売られ夕方過ぎには一時76ドルに接近して約1ヶ月半ぶりの安値をつけた。しかし午後9時半に発表された米GDPが良好だったことで原油需要に対する楽観的な見方が広がり、発表後は急上昇して26日朝方までに78ドル台を回復した。

クラウドストライク

続落し障害後の最安値

米IT企業のクラウドストライクは、提供するソフトウェアの不具合のために先週19日に世界的なシステム障害を引き起こした。この障害に対する損害賠償請求と業績への影響懸念が高まり、19日と22日に同社の株はそれぞれ約10%ずつ暴落した。25日はNY市場の地合は悪くなかったにも関わらずクラウドストライクの業績懸念は消えず、この日も1.5%安の254.15ドルで終了して障害後の最安値を更新した。

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