27
Jan

原油価格が30ドル割れ

user 著者 鳥羽賢

12日に先物市場で原油価格が30ドルを割った。

為替市場は静かな1日も原油が続落

世界的なリスク回避姿勢が続いているが、12日は外国為替市場に関しては比較的静かな1日で、メジャー通貨ペアにあまり動きがなかった。一方先物市場では、NY原油が2004年以来12年ぶりに30ドルを割って29ドル台に。中国懸念などの原因で続いている値崩れに歯止めがかからない状態になっている。

今日の展望

今日は午後7時にユーロ圏の11月鉱工業生産が発表されます。

日本225(円)

戦後初の年初6日連続安

成人の日の休場を終えて取引が再開した国内株式市場だが、前日のNY株式市場の下げを受けて前場から軟調な展開に。17,470円と前日比約200円安で寄り付いた日経225平均は、前場から後場にかけて一貫して下げ、終値は17,218円だった。これで大発会から6日連続で下げたことになり、これは戦後初。しかし夕方以降欧米の株式市場が上昇に転じたため、日経225先物は反騰し13日朝までに17,500円付近まで回復。

WTI原油

2004年以来の30ドル割れ

すでに述べたように、12日から13日にかけてNY原油が2004年以来12年ぶりとなる30ドル割れを見せた。米国時間の朝方前後には一時買いが入り32ドルに上昇したが、買いは続かずその後下げて29ドル台をつけた。しかし30ドル割れは一瞬で、それから上昇に転じ13日朝には31ドル近くまで上昇。なお14日の午前0時半に米週間原油在庫が発表され、190万バレルの増加が予想されている。

アップル

メリルリンチが投資判断を引き上げ

iPhoneを減産するとの報道などから最近ひさしぶりに100ドルを割ったApple株だが、この日に大手金融機関のメリルリンチが、Apple株の投資判断を引き上げた。この報道を受けて12日の株式市場ではApple株が上昇し1.5%高の99.96ドルで終了。100ドル回複の目前まで迫った。

リスク回避の買い一服で調整売り

年明けの世界同時株安のために、先週はリスク回避の金買いが続いた。4~7日にかけ、NY金は1,060ドルから1,110ドルまで上昇。しかし8日から今週になると、利益確定売りなどの調整売りが膨らみ3日連続安に。12日もNY株式市場が上昇したことなどから金は売りが優勢で、1,080ドル台まで下落した。同じ貴金属銘柄の銀やプラチナは、わずかに下げたのみだった。

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