先週の国内株式市場はリーマンショック以上の下落だった。
休場明けとなった12日金曜は、またしても国内株式市場が暴落。日経225平均が761円安だった。これで先週の週足は1,867円安となり、リーマンショックでも最も下げが大きかった2008年10月20日の週の1,838円安を超える下げとなった。ただし12日夜にはNY株式市場がかなり反発したため、世界同時株安は一旦止まった形になっている。
今日は発表時刻未定ですが中国の1月貿易収支が発表されます。
建国記念の日明けとなった12日の国内株式市場は、中国の上海市場がまだ旧正月で休場しているにも関わらず再度の暴落。287円安の15,426円で寄り付いた後前場に早くも15,000円を割り、1年4ヶ月ぶりに14,000円台をつけた。後場になってもそれほど回復せず、終値は761円安の14,952円だった。しかし夕方以降の先物は欧米株式市場が上昇したためリバウンドし、13日朝には15,400円近くになって先週を終えた。
前日にイエレン議長の利下げ発言などから110円台まで円高になっていた米ドル/円は、12日朝は112円台からスタート。午前中日本の株式市場は暴落していたが、それほど円高・米ドル安にならなかった。午後になって111円台まで円高になったものの、夕方以降は欧米の株高に見られるリスク選好地合の回復から円安が進行。先週の終値は113円台だった。
26ドル台という2003年後半以来12年半ぶりの安値をつけた先週の原油市場だが、木曜から金曜にリバウンド。背景には11日にUAEのマズルーイエネルギー相が、「OPEC加盟国は減産の用意がある」と発言したことがある。週前半の下げ過ぎもあって12日金曜には29ドル台まで反発。しかし週を通してみれば下げで終わっており、原油安地合は簡単にはなくならない。
先週前半はリスク回避の金買いが続き、NY金は週開始時の1,170ドル付近から木曜の高値は1,260ドルと一時90ドルも上昇した。しかし金曜朝には1,240ドル付近まで後退しており、その後日本国内の株式市場が暴落してもそれほど買われず。夕方以降も緩やかな下げが続き、先週終値は1,230ドル台だった。リスク回避の金買いも一旦落ち着いたかに見える。
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