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15
Nov

パウエル議長が利下げに慎重な発言

user 著者 鳥羽賢

15日午前4時からFRBのパウエル議長が発言を行った。

NY株の反応は薄

日本時間の15日午前4時からFRBのパウエル議長がテキサス州で講演し、その中で「経済はFRBが利下げを急ぐ必要性を示していない」と追加利下げに慎重な発言を行った。この発言によって米ドルが上昇しビットコインが下がるなど、金融市場では一定の反応があった。一方この日のNYダウは序盤から軟調な動きが続き、パウエル議長の言葉には大きく反応せず207ドル安で終了した。

今日の展望

今日は午後4時にイギリスの第3四半期GDPが発表されます。午後10時半にアメリカの10月小売売上高が発表されます。

日本225(円)

円安でも上昇できず

為替市場では円安が進行しているにも関わらず、今週の東京株式市場は上昇できない日々が続いている。前日のNYダウは47ドルの小幅高で終了し、日経225平均は190円高の38,911円で寄り付き。寄り後には上昇して前場に一旦39,000円を回復した。しかし前場終了前から後場にかけて大きく下落し、前日終値を維持できず後場にはマイナス圏に転落。終値は186円安の38,535円だった。

米ドル/円

円安止まらず156円台後半

トランプ氏が大統領になるとインフレを再燃させる政策を実施するとの見通しから、大統領選後は米長期金利と米ドル高が続いている。14日朝方には1ドル=155円50銭だった米ドル/円は、午前中に円安に動き7月下旬以来となる156円をつけた。その後日中は大きく動かず、午後10時半に発表された米10月PPIに対しても大きな反応はなし。15日午前4時からパウエル議長が講演で利下げに慎重な姿勢を示唆したことで、直後に数十銭米ドルが上昇しその後も円安が進行。午前中には156円台後半をつけた。

ビットコイン

上昇止まりやや調整

米大統領選以降はビットコインも高騰が続き、14日未明には一時1,450万円に接近して最高値を更新した。だが過去数日のような上昇はいつまでも続かず、14日日中から夕方過ぎは1,400万円付近で横ばい。午後11時過ぎにややまとまった売りが出て数十万下落し、15日午前4時にパウエル議長が利下げに慎重な発言をすると再度20万円ほど下落した。(注:チャートは米ドル表記です)

コーヒー

13年ぶりの高値水準

ブラジルなどの産地で天候不順から収穫見通しが悪化していることから、今年になってコーヒー価格は上昇が続いている。14日のNY先物市場開始時には1ポンド=2.7ドル台だったコーヒーだが、ブラジルやベトナムなどの生産国で収穫見通しが悪化していることなどを材料にこの日も上昇。15日未明には2.8ドルをつけ、2011年以来13年ぶりの高値となった。

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