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23
Jul

バイデン大統領撤退もNY株は動揺せず

user 著者 鳥羽賢

22日にバイデン大統領が選挙戦からの撤退を発表した。

ダウ工業平均はプラス引け

日本時間の22日午前3時頃にバイデン大統領が選挙戦からの撤退を発表。後継者は副大統領候補のハラス氏を指名した。先週金曜は世界規模のシステム障害の影響でNYダウは377ドル下落。週明け22日になってもフライトの欠航など一部で障害の影響が残ったものの、NY株式市場はバイデン大統領の撤退やシステム障害の悪影響は見られず。ダウ工業平均は先週金曜終値よりやや高い水準での推移が続き、終値は127ドル高だった。

今日の展望

今日は午後8時にトルコの政策金利が発表されます。

日本225(円)

3週間ぶりの終値39,000円台

週明けの東京市場開始前にバイデン大統領が撤退を発表。この発表や先週から為替市場で円高が進行していることなどを受け、週明けの東京株式市場は軟調な展開となった。日経225平均は116円安の39,947円と40,000円を割って始まり、場中も40,000円を回復することはなく前場から後場にかけて緩やかな下げが継続。終値は464円安の39,599円で、7月1日以来3週間ぶりの終値39,000円台となった。

米ドル/円

午後に一時円高進行

すでに述べたように日本時間の22日午前3時頃に、バイデン大統領が選挙戦からの撤退を発表した。週明けの為替市場では米ドル/円は1ドル=157円40銭付近で始まり、午前中は大きな動きがなく157円台半ばで推移。だが午後になると米長期金利の低下や米政局懸念などを受けて米ドル売りが広がり、1円以上円高になり一時は156円30銭をつけた。だがその後は米長期金利の反発とともに米ドル高に転じ、夜には157円台を回復したが23日未明にまた円高に動いた。

リップル

再度100円に接近

リップルは先週に上昇して一時100円に接近した後、調整の下げが入り19日金曜には85円台まで下落。その後やや反発し、他の金融市場が取引を休止している20日土曜から21日日曜にかけて93円付近に留まった。しかし今週25日に行われる会合でSECとリップルの運営元が和解で合意するとの見通しが浮上しており、和解期待から22日夕方以降に上昇して再度100円に接近した。(注:チャートは米ドル表記です)

WTI原油

続落し6月以来の安値

先週になって中東でのイスラエルとハマスの紛争に停戦で合意できるのではないかとの期待が高まり、原油の売り材料となった。そして週明け22日は79ドルからスタートしたNY原油は、日中は大きな動きがなく79ドル付近で横ばい。だが中東の停戦期待は残り夕方頃からまた原油が売られ、一時は先月中旬以来約1か月ぶりとなる77ドル台をつけたがそこで下げ止まり、23日未明は78ドル台で落ち着いた。

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