28日はNY市場の原油価格が急騰した。
先週後半は前半の世界同時株安から立ち直り、リスク選好ムードが復活。水・木と世界的に円安・株高が進行した。金曜になってもその流れが続き、円安・株高がさらに進行。またNY市場の原油も急騰した。今週はこの流れが続くかどうかが焦点になるが、暴落の第2波が起こることも考えられるため、油断は禁物だ。
今日は午後6時にユーロ圏の8月消費者物価指数が発表されます。
国内株式市場でも先週前半までの暴落からのリバウンド相場が続いた。前日のNY株式市場の上昇を受け、金曜の日経225平均は18,908円と前日よりも300円以上高くスタート。その直後に19,000円台を回復し、それからは終始19,000円台で推移したまま、561円高の19,136円で終了した。夕方以降の先物の時間にはあまり動かず、29日朝まで19,100円前後の小動きだった。
27日木曜に原油が大きく上昇して42ドル台まで到達していたが、金曜には続伸。45ドル台まで上昇し、ここ半月ほどの下げ幅を2日間で帳消しにした。これで27・28日の2日間で、上昇幅は17%にもなった。ここまで上昇した背景には、株安が止まったことによる中国需要増観測、米第2四半期GDPが改定値で上方修正されたことによる米需要増観測などがある。
原油安とともに通貨・ルーブルの下落が続いていたロシアだが、先週木~金2日間の原油の大幅リバウンドを受け、ルーブルも同様に上昇。特に金曜の上げ幅が大きく、前日の1米ドル=69ルーブル台から一気に65ルーブル台になった。先週前半までルーブルの下落が続き去年12月の通貨危機再来のリスクがあったが、これで一旦は落ち着いた。
世界同時株安の流れから先週月曜に一時115円台まで暴落した米ドル/円だが、その後はまた円安に向かっていた。そして28日金曜には、121円台を中心にあまり動かないままだった。この日は米経済指標がいくつか発表され、例えば8月ミシガン大学消費者態度指数は予想の93.0に対して発表は91.9とやや悪かったが、米ドル安にはならなかった。
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