19日午前4時に米政策金利が発表された。
19日午前4時にFOMCが米政策金利を発表。予想通り0.25%の利下げが発表され政策金利が4.25~4.5%とされた。また同時に発表された将来の金利予想を示すドットチャートでは来年末時点の金利予想の中央値は3.875%で、前回・9月時点の3.375%より0.5%上がっていた。その後のパウエル議長の会見でも「金利は中立水準にかなり近づいた」など将来の利下げ減速を示す発言があったため、発表後のNY株式市場は急落して1,123ドル安で終了。1974年以来50年ぶりの10営業日連続安となった。
今日の展望
今日は正午頃に日本の政策金利が発表されます。午後9時にイギリスの政策金利が発表されます。
前日のNYダウは9営業日連続安となる267ドル安で終了し、その流れから東京株式市場では日経225平均が188円安の39,176円で寄り付き。前場には一時39,300円台まで上昇したものの後場になると反落し、終値は283円安の39,081円だった。夕方以降の先物は一旦上昇して39,200~400円台で推移していたが、19日午前4時にFOMCが利下げを発表し来年の利下げ減速が示唆されるとNY株安とともに日経225先物も最大で1,000円以上暴落した。
米政策金利発表前となった18日日中の米ドル/円は午前中にやや円高に動いて1ドル=153円台前半をつけた後、午後以降は緩やかな円安が進行。午後10時半に発表された2つの米住宅指標は強弱まちまちだったので、レートに大きな反応はなかった。そして19日午前4時に米利下げが発表され来年の利下げ減速が示唆されると、円が急落して19日朝方には一時154円90銭をつけた。
西アフリカの生産国であるガーナやコートジボワールで悪天候が続き来期のカカオ豆の生産が落ち込むとの見通しから、11月以降ココア価格は急上昇が続いている。前日は最高値を更新して11,900ドル付近で終えたNYココアだが、18日は市場序盤から大幅上昇。後半には一時12,900ドルをつけ、最高値を大幅に更新した。
FOMC後にNY株式市場が急落しリスク回避の動きが広がり、仮想通貨市場も急落した。18日朝方には1,630万円だったビットコインは、日中から夜にかけて緩やかに下がり19日午前4時の米政策金利発表前には1,610万円に。そして政策金利が発表されるとその後は下げが続き、19日午前中には1,530万円をつけている。また米ドル建てでも同様で、FOMC後の急落によって19日午前中には10万ドルを割った。(注:チャートは米ドル表記です)
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