10日の午後9時45分にECBが政策金利を発表する。
年明けからしばらく世界同時株安が続いたため、ECBによる追加緩和への期待が高まっている。追加緩和があるとすれば、現在-0.3%の中銀預金金利のマイナスの幅の拡大や、量的緩和の金額や期間の拡大などが考えられる。しかし実際どうなるかは発表されてみるまでわからない。ECBは今日の午後9時45分に政策金利を発表し、10時半からはドラギ総裁の会見が行われる。
今日は午後9時45分にECBが政策金利を発表します。午後10時半からドラギ総裁が会見を行います。
前日のNY株式市場が下げて終わったことを受け、9日の国内株式市場は日経225平均が16,625円と安くスタート。そして開始直後にさらに下げ、一時16,400円台をつけた。しかしその後は緩やかに反騰していき、終値は141円安の16,642円まで回復。夕方以降の先物の時間になっても、円安の進行とともに日経225先物は10日朝までゆっくりと上昇していった。
米エネルギー情報局(EIA)が、9日に週間原油在庫を発表。原油在庫は予想通りの、前週比390万バレル増だった。その一方でガソリン在庫は、予想の140万バレル減に対し発表は450万バレル減と大幅に減っていた。ガソリン在庫減を受け、NY先物市場では原油が高騰。1日半ぶりに38ドル台に乗せた。
9日午後12時に、カナダの中央銀行が政策金利を発表。予想通り0.5%で据え置きだった。また特に金融緩和の発表などもなかった。政策金利は据え置きだったが、同時に発表された声明で「2016-17年の世界経済の強さを依然期待」など強気の発言を行っていた。それを受けて発表後にカナダドルが上昇。午後11時頃には84円付近にあったカナダドル/円は、10日朝までに85円台半ばに上昇した。
NZ中銀が10日午前5時に政策金利を発表。市場予想は2.5%の据え置きだったところを、0.25%利下げして2.25%とした。さらに同時に発表した声明では「追加緩和が必要となる可能性」「さらなる通貨安が適切」などと述べ、さらなる緩和を示唆していた。これらの内容から発表後にNZドルが暴落。NZドル/円は発表前の76円台後半から1~2時間で75円台前半まで下落した。
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