21日にECBが政策金利を据え置いた。
21日午後8時45分にECBが政策金利を発表。3つある政策金利全てが据え置かれた。その後午後9時半にはドラギ総裁が会見を行ったが、追加緩和についての具体的な言及はなかった。ドラギ総裁の会見中にユーロが円や米ドルに対して乱高下し、「行ってこい」の動きで終わった。
今日は夕方前後にユーロ圏と圏内各国の4月製造業サービス業PMIが発表されます。
前日のNY株式市場は上昇。また外国為替市場では円安が進行し米ドル/円が110円に近づくなど、国内株式市場が上昇する材料は整っていた。そしてスタートした21日の市場は、日経225平均が17,187円と17,000円台を回復して寄り付き。その後も堅調な動きを見せ、終値は457円高の17,363円だった。夕方以降の先物の時間はNY株式市場が下げたこともあり、CME日経225先物が一時17,100円台まで下落。
発表された米原油在庫が予想を下回ったことなどから、20日のNY原油は上昇し約4ヶ月ぶりに44ドル付近の高値をつけていた。しかし21日になるとロシアなど産油国が増産を示唆する発言をしたと報道。それを受けて原油は売られ、43ドル台まで反落。しかしまだ高めの水準にある。
21日夜にECBが政策金利を発表。その後ドラギ総裁の会見があった。会見では「決定済みの非伝統的手法の実施に重点を置く」「月間800億ユーロの資産購入プログラムのもと、月次の購入額を拡大」など解釈が分かれる発言があり、これらを受けてユーロが乱高下。ユーロ/米ドルは政策金利発表前の1.13から一時1.14近くまで上昇したが、その後反落し1.12台になった。
すでに述べたように、21日にはロシアが原油の増産を示唆。またリビアも近いうちに原油の増産がある可能性が報じあれ、原油が下落した。原油安や米株安などを受け、資源国通貨である豪ドルは夜以降下落。85円台後半にあった豪ドル/円は、午後10時以降の数時間で1円程度下げて84円台後半になった。
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