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22
Aug

22日からジャクソンホール会議

user 著者 鳥羽賢

米国時間の22日からジャクソンホール会議が始まる。

注目はパウエル議長の講演

米国時間の22日、日本時間の23日未明頃から、年に1度世界の金融政策担当者等が一堂に会するジャクソンホール会議が始まる。今回も最大の注目材料は日本時間23日夜からのパウエル議長の講演。一方22日午前3時にはFOMC議事要旨が公表され、メンバーの大半が9月利下げを適切と考えていると示す内容があった。この公表内容で9月利下げ観測がさらに高まったがNYダウは大きく反応せず、55ドルの小幅高でこの日を終えた。

今日の展望

今日は午後8時半にECB理事会の議事要旨が公表されます。午後9時半にアメリカの新規失業保険申請件数が発表されます。

日本225(円)

38,000円を回復

前日のNYダウは6営業日ぶりの下げとなる61ドル安で終了し、さらに為替が円高に動いたことを受けて21日の日経225平均は409円安の37,653円で寄り付いた。場中になると円安などを材料として前場から後場にかけて反発が続き、後場には一時38,000円を回復。終値は111円安の37,951円だった。夕方以降の先物は夜から22日未明にかけて38,000円を挟んだ上下が続き、22日午前3時のFOMC議事要旨公表にもあまり反応しなかった。

米ドル/円

FOMC議事要旨で円高

米ドル/円は20日夜から21日未明にかけてFRBの利下げ観測を受けて円高に動いた。しかし21日朝方に145円をつけた時点で一旦円高は止まり、その後日中は円安に動き午後には146円を超えた。午後11時過ぎには米政府が今年3月までの雇用者数統計を大幅に修正すると発表し、その発表によって米ドルが一瞬だけ1円ほど急騰。その後はまた円高に動き145円付近で22日午前3時のFOMC議事要旨公表を迎えたが、内容が9月利下げを示唆するものだったため公表後144円50銭をつけた。

WTI原油

雇用統計修正で大幅下げ

NY原油は21日日中には材料がなく73ドル付近で横ばい。そして午後11時半には米週間原油在庫が発表され、前週比460万バレルの大幅減だった。この統計を受けて一時原油が上昇したものの、その直後に米政府が今年3月までの1年間の雇用数を81万8000人も大幅下方修正した。この修正によって原油需要に対する懸念が高まり、原油価格が数時間で71ドル台まで急落。その後も反発はなく22日朝まで71ドル台に留まった。

この日は最高値更新なし

FRBによる利下げ観測を受けて金利を生まない資産である金の相対的価値が上がり、前日にはNY金が2,520ドルを超えて最高値を更新した。21日日中から夕方過ぎにかけて2,510ドル付近で推移していたが、午後11時過ぎに米雇用統計の修正があると米ドルの急騰と逆に急落して一瞬だけ2,500ドルを割った。そして22日午前3時にFOMCが発表されると、米ドルの急落と逆に急騰したが2,520ドルは超えず、この日は最高値更新はなかった。

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