15日の日中から夜にかけて円高が進行した。
15日の日中から夜にかけ、外国為替市場ではクロス円通貨で全体的に円高が進行。背景には世界経済への懸念や、日本時間夕方頃に行われたECB関係者による追加緩和の示唆発言がある。米ドル/円は3月以来のサポートラインを一瞬ブレークしたが、15日夜中から16日にかけてやや切り返した。
今日は午後6時にユーロ圏の9月消費者物価指数が発表されます。午後10時15分にアメリカの9月鉱工業生産が発表されます。
ユーロ/円は15日午前から午後にかけて136円台半ばで小幅に推移。しかし日本時間午後4時頃に、ノボトニー・オーストリア中銀総裁が「ユーロ圏のインフレ率は目標を下回っており、目標達成のために複数の追加的手段が必要」と発言。この発言を受けてユーロが大きく下落し、135円台から夜には一時134円台までつけた。しかし真夜中以降やや切り返し、135円台に再上昇。
ユーロ/円のように15日午前から午後にかけて119円付近で小幅に推移していた米ドル/円だが、午後4時前後のECB追加緩和示唆発言によって、米ドル/円も同様に円高に。118円近くまで下げ、3月以来7ヶ月破られなかった118円台半ばのサポートラインを一瞬割ることとなった。ただし8月24日のパニック的な売りで一瞬だけ115円台まで下がったこともあった。夜に発表された米経済指標がまずまずだったこともあり、夜以降円安に反転。
前日NY株式市場が下げたことを受け、15日の日経225平均は17,804円と安く寄り付いてスタート。しかし景気が弱含みしているため日銀の追加緩和期待が広がり、それを受け場中に大きく上昇。引けは前日比205円高の18,096円だった。夕方以降の先物の時間になると、為替市場では円高がやや進行したがNY株式市場が上昇したため、日経225先物は18,200円台を回復した。
排ガス規制逃れのため該当車をリコールする問題で、ドイツ政府は不正が行われたディーゼル車・約240万台を強制的にリコールするようフォルクスワーゲンに命じた。また欧州全体で850万台をリコールするとも発表。この報を受け、ここ1~2週間はやや上昇に転じていたVW株は15日に下落。前日終値の106.6から3.6%安の102.8で終了した。
この書類に含まれる素材はiFOREXではなく、独立した第3機関により作成されたもので、いかなる場合においても、直接的・間接的、明示的・暗示的にかかわらず、投資に対する助言や、金融商品に関する投資戦略の推奨、提案として解釈すべきものではありません。この書類に含まれる過去の実績や、それに基づくシミュレーションは将来の成果を保障するものではありません。
すべての免責事項はこちらをクリックしてご確認ください。