株式市場はまだボラティリティの高い状態が続いている。
今週5日は東京株式市場で日経が史上最大の4,451円大暴落し、翌6日には3,217円反発するなど市場はボラティリティの非常に高い状態が続いている。そして7日になると午前10時頃に日銀の内田副総裁が追加利上げに対して慎重な発言を行ったことで、急激な円安・株高になった。そのような状況だが7日のNYダウは前半に一時500ドル近く上昇したものの、後半になって崩れ終値は234ドル安だった。
今日の展望
今日は午後9時半にアメリカの新規失業保険申請件数が発表されます。
前日は史上最大の3,217円高と大幅反発した日経225平均は、7日は553円安の34,122円からスタート。開始後しばらくの間は34,000円付近に留まっていた。しかし午前10時頃に日銀の内田副総裁が追加利上げに対し慎重な姿勢の発言をしたため、発言を受けて約2,000円も暴騰。その後は後場にかけて35,000円台後半に留まっていたものの、引け間際に下落して終値は414円高の35,089円だった。
米ドル/円は7日早朝から朝方にかけてしばらく1ドル=144円台後半で小動き。しかし午前10時頃に日銀の内田副総裁が発言をすると、追加利上げ観測が後退して一瞬で2円ほど円安に。円安は午後にかけて続き一時は148円に接近したが、その後は新たな材料がなく147円を挟んだ上下が継続。8日未明になるとNY株安ともに円高に動き、朝方には一時145円台をつけた。
米ドルと反対に動くことが多い金だが、この日はそのセオリー通りに動かなかった。NY金は先週2日に2,480ドルに接近して最高値更新が視野に入ったものの、更新できずにその後下落し7日朝までに2,380ドルまで後退。そして午前10時には日銀の内田副総裁が発言をして米ドルが急騰したものの、金は動じなかった。その後は夜から8日未明にかけて2,395ドルを挟んだ上下が続いた。
中東ではハマスの最高指導者ハニヤ氏の殺害をきっかけとして、イスラエルとハマス/イランなどの戦闘が激化する懸念が高まっている。7日朝方に73ドルだったNY原油は、中東懸念を受けて日中から上昇。そして夜になると米週間原油在庫が発表され、予想の前週比150万バレル減に対し発表は370万バレル減と予想以上に減少していた。この統計を受けて原油は一段高となり一時76ドルに接近したが、その後75.5ドル付近で落ち着いた。
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