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Aug

本日米7月CPI発表

user 著者 鳥羽賢

10日夜にアメリカの7月消費者物価指数が発表される。

前月より低下予想

10日午後9時半に米の7月消費者物価指数の発表が予定されている。今回は前年同月比+8.7%と前月の+9.1%より低い数字が予想されている。一方で食料品を除いたコア指数の予想は前年同月比+6.1%であり、前月の+5.9%より高く予想通りだったとしてもインフレのピークアウトサインと見ることができるかどうかは微妙だ。そのような状況だが9日のNY株式市場は材料難な1日となり、ダウ工業平均は58ドルの小幅安で終了した。

今日の展望

今日は午後9時半にアメリカの7月消費者物価指数が発表されます。

日本225(円)

ソフトバンクGに主導され下落

前日のNYダウは29ドルの小幅高で終了し、その流れから9日の日経225平均は13円安の28,236円からスタートした。しかし前日に発表されたソフトバンクグループの決算が3兆円以上の巨額赤字となったため、この日は同社の株が7%下落。寄与度の高いソフトバンクG株の下げに主導され、前場には日経225平均も28,000円付近まで下落。後場になってもリバウンドはなく、終値は250円安の27,999円だった。

米ドル/円

材料難で小幅上昇

10日に米CPIが発表される予定になっており、9日の米ドル/円は様子見ムードが強く材料難な相場となった。朝方に一旦134円70銭まで下がったものの、その後は日中から夜にかけて緩やかに上昇。午後9時半には米労働コストの指標が発表されたがレートは特に反応はなく、10日未明になっても緩やかな円安が続き朝方には135円10銭台になった。

WTI原油

パイプライン停止で上昇

9日午前中には90ドル台で推移していたNY原油は、午後には89ドル台まで小幅下落。しかしその後、ロシアから欧州に向かう石油パイプラインが一時停止をしたとの情報が流れた。この情報が流れた午後7時頃に原油が92ドルまで急騰。だがその数時間後には、停止はウクライナがロシアから通過料金の支払いを受けていないためで、比較的早期に解決するとの見通しが流れた。この情報を受けて今度は1~2ドル程度下落した。

大豆

15ドル台まで上昇

ウクライナ産穀物の輸出が今月初頭から再開されたことで、7月後半から今月初頭にかけて大豆を初め穀物銘柄の下げが続いていた。しかし9日になると、米国内で降雨が少ないことで大豆生産に悪影響が出るとの見通しが浮上。前日を1ブッシェル=14.6ドルで終えたシカゴ大豆は、9日は日中から夜まで上昇し15ドルを突破。10日朝方には15.2ドルをつけた。

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